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「ちょっとしか当たってないだろ」…PK献上の植田、試合後カバーニに見せられた写真

ゲキサカ / 2019年6月21日 16時2分

FWルイス・スアレスと競り合う日本代表DF植田直通(セルクル・ブルージュ)

[6.20 コパ・アメリカGL第2節 日本2-2ウルグアイ ポルトアレグレ]

 一度は流されたプレーだった。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によってPKの判定が下された。日本代表DF植田直通(セルクル・ブルージュ)は「僕の対応が悪かった」と唇を噛んだ。

 1-0とリードして迎えた前半29分だった。PA内でボールに反応したFWエジソン・カバーニがダイレクトボレーを狙おうとすると、距離を詰めた植田が右足を伸ばしてブロックしようとする。ちょうどスパイクの裏を見せる格好となり、カバーニの振り抜いた右足に接触すると、ウルグアイ代表FWはピッチ上に倒れ込んだ。

 大げさに倒れているようにも見えたが、植田は「僕が足の裏を見せた時点で、結果がそうなることは分かっていたし、VARがあることをもっと認識していなければいけなかった」と反省。

「カバーニ選手が倒れるのは当たり前。あの場面になる前に処理したかったし、あの場面になってからもシュートコースに入るなど、違う選択肢を持てれば良かった」

 試合後にはカバーニと言葉をかわしたようで、「写真を見せられて、『当たってるだろ?』と言われた」と改めてファウルを主張されたようだが、「ちょっとしか当たってないだろ」と返したという。しかし、「でも、そういうところのうまさもあるし、そこは僕が気を付けなければいけなかった」と世界的なストライカーの狡猾さを改めて実感したようだ。

(取材・文 折戸岳彦)●コパ・アメリカ(南米選手権)2019特集
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