J1首位・FC東京が辛くも3回戦へ! 川崎F内定イサカ擁する桐蔭横浜大は猛攻及ばず…
ゲキサカ / 2019年7月3日 22時16分
[7.3 天皇杯2回戦 FC東京1-0桐蔭横浜大 味スタ]
第99回天皇杯は3日、2回戦を各地で行い、FC東京(J1)が桐蔭横浜大(神奈川)を1-0で破った。J1首位のFC東京は前半をスコアレスで終える、組織的に戦う大学生チームを相手に大いに苦しんだが、後半立ち上がりに奪った1点を最後まで守り切った。
ホームのFC東京はこれまで出番の少なかったメンバー中心の構成。リーグ戦出場ゼロのGK児玉剛、DF丹羽大輝、DF中村拓海、MF内田宅哉も先発に並び、主力を担ってきた選手で先発に入ったのはMF橋本拳人のみとなった。
対する桐蔭横浜大は1回戦の山形大医学部戦(○8-0)から先発3人を入れ替え、主将のDF眞鍋旭輝(4年=大津高)、MF鳥海芳樹(3年=桐光学園高)、FW滝沢昂司(4年=桐生一高)を起用。川崎F内定のMFイサカ・ゼイン(4年=桐光学園高)も先発した。[スタメン&布陣はコチラ]
前半は一進一退の攻防。共に4-4-2のフォーメーションで臨む中、個人能力の差を連動性で補う桐蔭横浜大の奮闘が目立つ。前半17分には、サイド攻撃から相手を深く押し込み、滝沢とFW下村司(4年=市立船橋高)がビッグチャンスをつくった。
対するFC東京は前半20分、橋本がワンツーからペナルティエリアに攻め込み、左足ボレーシュートを狙ったが枠に嫌われ入らない。さらに同22分、MFユ・インスの左CKにFW矢島輝一が頭で合わせたが、これも桐蔭横浜大の守備陣に阻まれた。
やや劣勢になってもカウンター狙いで脅威を見せる桐蔭横浜大は前半34分、鳥海のロングドリブルから好機を演出するが、最後の精度を欠いて先制ならず。FC東京は同42分、内田のカットインシュートはGK早坂勇希(2年=川崎F U-18)に阻まれ、こぼれ球にMFアルトゥール・シルバが詰めてネットを揺らすも、オフサイドに終わった。
それでもスコアレスで迎えた後半5分、FC東京がようやくスコアを動かす。DF岡崎慎のスローインから左サイドを崩すと、矢島のパスが内田のもとへ。一歩抜け出した内田がシュートを狙い、ニアサイドを撃ち抜いた。FC東京U-18から昇格3年目の内田はこれがトップチーム初ゴールとなった。
1点を追う桐蔭横浜大は後半17分、最初の交代カードを使って下村に代わってFW松本幹太(3年=東京Vユース)を投入。すると同18分、松本の右CKにDF岩下航(3年=前橋育英高)が反応し、セカンドボールを拾ったMF橘田健人(3年=神村学園高)がミドルレンジから狙ったが、FC東京の守備ブロックに阻まれた。
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