[MOM2929]名経大高蔵DF小崎俊貴(2年)_怪我の主将に代わり、CB起用されたMFが決勝点!
ゲキサカ / 2019年7月26日 22時32分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.26 総体1回戦 大成高 1-2 名経大高蔵高 南城陸上]
2度目のインターハイ出場で念願の全国初勝利を手にした名経大高蔵高だが、道のりは順風満帆ではなかった。大会直前に主将のDF矢田丈翔(3年)が怪我で登録を外れるアクシデントが発生したためだ。守備の要であるCBの代役として抜擢されたのが、県大会では主にボランチとしてプレーした小崎俊貴(2年)。身長172cmの小兵が攻守に渡る活躍を見せ、勝利の原動力となった。
「チーム全体で“キャプテンの分まで戦おう”という気持ちがあった」と小崎。この日は推進力のあるFW杉田健(3年)と平川優大(3年)の大成高2トップを警戒し、裏へのケアを徹底した。タイミングを見ては、持ち味であるインターセプトを披露。勢いよくプレーするためミスもあったが、果敢に空中戦にも挑み、前半を無失点で終える原動力となった。その頼もしさは、ボランチのMF岩松虎徹(2年)が「CBがしっかり競ってくれていたので、僕は拾うだけで済んだ」と口にするほどだった。
活躍は守備だけに留まらない。後半6分には右CKを獲得すると、小崎は相手ゴール前のニアに立った。狙いは、低く入ったボールを後ろに流すアシスト役だったが、頭で合わせたボールはまっすぐゴールに向かい、左隅に突き刺さった。
「たまたま入っただけ。点を決めるキャラではないので、驚いた」と話す一撃は決勝点となった。アディショナルタイム、ドリブルを仕掛けてきた相手を捕まえ切れずにゴールを許したため、「最後の失点はいらない。チーム全体で集中してゼロで終えたかった」と反省を口にしたが、勝利への貢献度は高く、「初戦で敗退した2年前の先輩たちの分まで戦おうという気持ちがあったので勝てて嬉しい」と笑顔を見せた。
入学1年目の昨年は高蔵の特徴である、テクニカルなボール回しに戸惑いもあった。ただ、練習を重ねるうちに個人技が身に付き、今年のインターハイ予選からはAチームで出番を掴み始めた。毎週のように緊張感のある試合をこなすうちに持ち味であるインターセプトを発揮する回数が増加。チームとして戦う意識も高まり、今ではチームに欠かせない存在となっている。
「こういう舞台だと思い切ってガツンと行けるのと最終ラインから持ち上がれるのが彼の魅力。ミスもあったけど、今日の試合でまた成長すると思う」。こう評価するのは島井監督だ。成長はまだ始まったばかり。2回戦でも全国基準を肌で味わうことで更に逞しくなるはずだ。
(取材・文 森田将義)●【特設】高校総体2019
★夏季インターハイ全試合配信!試合動画はこちら
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[関西U-16 ~Groeien~]選手権での先輩たちの活躍を見て「ここに行きたいと思った」。神戸弘陵MF 小林晴喜は気迫の守備、攻撃でも存在感
ゲキサカ / 2024年5月1日 19時2分
-
[関東 ROOKIE LEAGUE]名門対決の開幕戦は流経大柏が3-2で前橋育英を撃破。先制点のMF加島宏樹は「無敗優勝」を掲げる
ゲキサカ / 2024年4月21日 5時46分
-
黒星発進も前向きなプレミア初戦。CB西館優真主将は「前向きにさせるようなプレー」と声で尚志を引っ張る
ゲキサカ / 2024年4月8日 13時31分
-
“雑草”青森山田が自信に繋がる1勝!プレミアEAST開幕戦で市立船橋に2-0勝利!
ゲキサカ / 2024年4月6日 23時59分
-
守備持ち味のボランチが「ワールドクラス」のゴールも。京都U-18MF石本泰雅は今季、攻守で輝く
ゲキサカ / 2024年4月2日 15時11分
ランキング
-
1「大谷の退団は正しかった」トラウト離脱で末期的状況のエンゼルスを米メディア酷評
東スポWEB / 2024年5月1日 16時9分
-
2【ソフトバンク】連勝7で止まった 10日ぶり「みずペイ」初黒星 守護神オスナ背信9回決勝被打
スポーツ報知 / 2024年5月1日 21時21分
-
3日大、25年度以降アメフト部新設へ「検討進める」 再生に向け…林真理子理事長「改革を速やかに」
スポニチアネックス / 2024年5月1日 16時23分
-
4大谷翔平に「ものすごく失望したよ」 ライバル球団の放送席が打席でボヤいたわけ「ショーが街に」
THE ANSWER / 2024年5月1日 5時13分
-
5【阪神・岡田監督語録】「引き分け言うても追いつかれてる」 延長戦負けなし、でも厳しく分析
スポニチアネックス / 2024年5月1日 23時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください