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ナポリ指揮官、クラブ公式で怒りの声明「担当者の無能さにショック」

ゲキサカ / 2019年9月13日 8時28分

ナポリのカルロ・アンチェロッティ監督

 ナポリは11日、カルロ・アンチェロッティ監督の声明を発表し、スタディオ・サン・パオロの現状を厳しく批判した。「担当者の無能さにショックを受けている」。さらにイタリア紙『ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト』は建築家のコメントも伝え、一大騒動に発展しているようだ。

 ナポリが本拠地とするスタディオ・サン・パオロは自治体所有。昨季終了後から改修工事を行っているため、ナポリはセリエA開幕2試合を敵地で戦うことになり、ホーム開幕節にあたる14日の第3節サンプドリア戦、17日のUEFAチャンピオンズリーグ開幕節のリバプール戦に向けて作業が進められていた。

 ところがナポリが11日にツイッター(@sscnapoli)で公開した映像によると、ドレッシングルームは床にペンキの缶が残され、流し台は設置されておらず、電気設備も揃っていないなど、完全に未完成な状態。そこでクラブはアンチェロッティ監督の声明を発表し、「言葉が出ない」と痛烈な批判を加えている。

「約束どおりに仕事が終わるということで、最初の2試合をアウェーで始まるクラブの要請を受け入れた。しかし、2か月で家を建てることができるというのに、彼らはドレッシングルームを回収することができていないんだ! サンプドリア戦、リバプール戦までにどこが変わるっていうんだ」

「私は仕事を担当する人々の無能さにショックを受けている。地域、自治体、そして委員はどうしてコミットメントを尊重しないでいられるのだろうか。街のクラブとの絆が欠如し、軽視されている。私はがっかりしている」。

 一方、地元紙は工事を担当したカルロ・ペレゴ氏の「われわれは遅れていないし、工事は契約した日程より早く進んでいる」との言葉を伝えている。さらに「ドレッシングルームの作業は終了し、仕上げも12日には終わる。全ては13日午前10時に終わる予定で、これは確認されたものだ」と詳細も明かされた。
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