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昌平GK西村遥己が新潟内定会見。「可能性がある限りは最後まで諦めずにプロを目指してきた」

ゲキサカ / 2022年2月15日 7時10分

新潟内定の昌平高GK西村遥己(中央)、新潟・本間勲強化部スカウト(右)、昌平・藤島崇之監督

 ラストチャンスを掴み取った守護神の晴れやかな笑顔――。14日、埼玉県北葛飾郡杉戸町内の昌平高(埼玉)でGK西村遥己(3年)のアルビレックス新潟入団内定記者会見が開催された。

 会見には西村のほか、新潟の本間勲強化部スカウト、昌平の藤島崇之監督、城川雅士校長が出席。西村は「小さい頃からの夢だったプロサッカー選手になることができ、とても嬉しく思います。アルビレックス新潟という素晴らしいクラブでキャリアをスタートできることを、とても誇りに思います。遅い時期の内定にはなりましたが、最後まで応援してくださった昌平高校の監督をはじめ、コーチの皆さま、仲間がいたからこそ、こういう内定という結果になったと思います。これからも1日1日が大事だと思いますので、プロとしての自覚を持って毎日頑張っていきます。これからも応援よろしくお願いします」と初々しい表情で抱負を口にした。

「本年度の本校では八木くん、平原くん、井野くんと3名がプロの世界へ歩んでいく仲間がいる中で、西村くんは進路がなかなか決まらずに、私も『早く決まるといいなあ』と正直ずっと思っていました」と城川校長が会見冒頭で語った言葉は、誰もが感じていた想いを過不足なく表現している。

 11月にはギラヴァンツ北九州へ加入するMF井野文太(3年)とMF平原隆暉(3年)、福島ユナイテッドFCから内定を得たCB八木大翔(3年)が『合同記者会見』に臨む中、Jリーグの数クラブに練習参加していたプロ志望の西村には、まだ正式なオファーが届いていなかった。

「周りで同級生がプロになった時には『悔しい』という気持ちが大きかったんですけど、コーチや監督が自分の進路に対して凄く親身になって話を聞いてくれました。小学生の頃から、将来の夢はずっとプロサッカー選手と周りにも公言していて、有言実行したいなという想いもありましたし、『可能性がある限りは最後まで諦めずに追いかけよう』と思って、この時期までプロを目指してきました」(西村)。

 年が明けた1月。新潟からキャンプ参加のオファーが届く。時期的にも高卒プロへのラストチャンス。不退転の決意を持って、高知へ乗り込んだ西村を待っていたのは、想像以上に馴染みやすい雰囲気だった。「練習に入った瞬間から『こんなに受け入れてくれるんだ』って。みんな話し掛けてくれますし、練習の中でも『こうした方がいいんじゃない?』という声が本当に多くて、こんなにも良い関係で言い合えるのは凄く良いなと思いました」。

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