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【独占】「無理」の声を努力で覆してきたCBチェイス・アンリがドイツ挑戦。「やっぱりサッカーで返すしか無い」

ゲキサカ / 2022年4月8日 19時0分

―尚志でどんどん上手くなった。
「朝練とかして、どんどん言われなくなって……。(20年2月に)初めて代表行った時も『辞めてぇ』と思いましたよ。みんな上手すぎて。自分は相手に変なパス出したり、やらかしていたし、みんな上手かったし。で、そこからなぜか最後の試合は縦パスとかビルドアップとか、ヘディングも決めて全部できて、良く分からない。みんなストレッチとかしていて自分もするようになって。自信持てるようになったんですよ。『やればできんじゃん』みたいに自信になって」

―活躍できたのはデカかった。
「デカかったですね。(1年時の)国体も始まりだったなと。それで、初めてゲキサカに載った。でも、高1振り返るだけで嫌になるな。色々言われていたな。中学校の時もそうでしたけれどね。みんなにめっちゃ言われて。中3の時、オレも語っていたし、『絶対にプロになるわ』と勝手に。でも、『絶対に無理だから』って直で言われて、『分かったわ』と返して……。今は『ここまで行くとは思わなかったわ』って(苦笑)」

―見返した。
「高3になって段々自信がついてきました。ただ、高3の最初の方はちょっと注目されて嬉しかったですけれども、(5月に)U-20に行ってからちょっとヤバくて。U-18の時は良かったけれど、U-20になってめちゃくちゃ見られるようになって。インハイは全然悪いプレーはしていないと思うんですけれども、『アイツ、上手いよ』と言われたり。でも、インハイ後のU-18のプレーが酷かったし、色々言われて、でもU-20も呼ばれて……なんでオレ選ばれちゃうんだろうと。どんどん注目されるようになって、でも上手くできなくて、尚志でもパスとか狙いすぎて自分のプレーがおかしくなってきて……。フロンターレの四角形のパスあるじゃないですか。それを選手権まで毎朝やって、どんどん変わってきたんですけれども、プレミア参入戦もダメだった」

―選手権の1回戦ではサイドチェンジで会場を沸かせたりもしていた。
「いや、もっと細かくやりたくて、縦パスとか。サイドチェンジとか当たり前にしていて、オレがしたいのは高いボールの処理とか1タッチで回せるとか、1タッチでボランチに回せたりできなくて、オレ『悔しい、悔しい』っていうんですよ。上手くできなくて。その辺ですね。ボランチに1タッチで出して、もらって流れるようにしたい」

―中学時代もなかなか認めてもらえなかった。
「今よりも中3、中2の方がきつかったな。練習とか苦しかった。一番嫌だったのは『絶対に無理だから』と言われて。中3の時、後輩で優しい子もいて、『アンリ、プロなれんじゃない?』と言われて普通に嬉しくて、でも隣の子が『無理だよ』と言って『ウワッ』ってなって」

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