[プレミアリーグEAST]勝ち点1にどういう意味を持たせるか。連勝を止めた大宮U18が、止められた川崎F U-18が見据える「この次」の重要性
ゲキサカ / 2022年7月10日 21時51分
[7.9 高円宮杯プレミアリーグEAST第12節 川崎F U-18 1-1 大宮U18 富士通スタジアム川崎]
“先輩”にも意地がある。開幕戦でも敗れた相手だ。そう簡単に何度も勝利の歓喜を味わわせるわけにはいかない。“後輩”にも意地がある。重ねた連勝は実に8つ。多くの観客が詰めかけたホームゲームで、自分たちの実力を証明したい。そうやって、お互いが意地と意地をぶつけ合い、さらなる成長の萌芽が生まれてくるのが、このプレミアリーグの何よりも大きな意義だ。
「この引き分けは私の中では凄く大きなプラスだと思っています。トップと一緒で、前半から圧倒する、チャンスを決められないのであれば、倍のチャンスを作る、と」(川崎F U-18・長橋康弘監督)「引っ繰り返せるところまで行けたら良かったんですけど、選手たちは最後まで本当によく頑張ってくれたなと思います」(大宮U18・森田浩史監督)
プレミアの“先輩”が、“後輩”の連勝を執念でストップ。9日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグEAST第12節、川崎フロンターレU-18(神奈川)と大宮アルディージャU18(埼玉)が激突した一戦は、前半12分にFW岡崎寅太郎(2年)の先制ゴールで川崎F U-18が先制。以降も攻勢を続けたが、大宮U18は後半28分にFW高橋輝(3年)がワンチャンスを決め切って同点に。以降は双方に勝機があったものの、結果は1-1のドロー。勝ち点1ずつを分け合っている。
スコアは早々に動く。12分。左サイドの高い位置で、好調をキープしているMF志村海里(2年)がボールを奪うと、すぐさまFW五木田季晋(3年)は中央へ。受けた岡崎は冷静に、GKの届かないゴール左スミへ丁寧にシュートを流し込む。チームの大きな特徴であるハイプレスでの即時奪回から、きっちり得点まで。川崎F U-18が1点をリードする。
いきなりビハインドを負った大宮U18も、18分に決定機。この日は2トップの一角に入ったFW石川颯(2年)のパスから、高橋が右サイドを抜け出すも、放ったシュートは川崎F U-18の絶対的守護神・GK濱崎知康(2年)がビッグセーブで仁王立ち。すると、決定機を逃したこのシーンが、大宮U18にとっては前半のラストチャンス。以降はホームチームがじわじわと相手ゴールに迫り続ける。
25分にはMF尾川丈(2年)が左へ振り分け、運んだ志村のシュートは大宮U18GK海本慶太朗(3年)がファインセーブ。29分にも志村のクロスから小川のヘディングは枠の左へ外れたが、「前半の攻撃は、ライン間で受けて、運んで、空いている選手に出してという、ある程度全員が共通した意識を持てていたので良かったと思います」とMF由井航太(2年)が話したように、スムーズなビルドアップから、ライン間に差し込む縦パスと、サイドアタックを高次元でミックス。
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