見えてきた「2022年のチーム」の輪郭。阪南大高は大阪産大附に4発快勝でリーグ8戦ぶり勝利!
ゲキサカ / 2022年9月19日 19時16分
[9.18 高円宮杯プリンスリーグ関西第13節 阪南大高 4-1 大阪産大附高 J-GREEN堺 S5]
去年のチームの影を追い求めるのは、もうやめた。自分たちには、自分たちの良さがある。同じ方向を向いて、今やるべきことを1つずつやっていく。その先にしか、今年の“阪南らしさ”は出てこないと気付いたから。
「去年みたいに飛び抜けた選手はいないので、全員で守って、全員で走ってということを、今年のチームはやるしかないと思います。去年のチームの結果が良かったので、多少はプレッシャーもあったんですけど、もう自分たちのやるべきことをやるしかないなって」(阪南大高・保田成琉)。
実に8試合ぶりに味わった勝ち点3の歓喜。18日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープリンスリーグ関西第13節、阪南大高(大阪)と大阪産大附高(大阪)が対峙した一戦は、MF脇田大和(3年)とFW福井旺(2年)、FW上山蓮太(2年)のゴールで阪南大高が前半だけで3点をリード。大阪産大附もFW三政響希(3年)が1点を返したものの、終盤にキャプテンのDF保田成琉(3年)も追加点を奪った阪南大高が、4-1で約5か月ぶりとなるリーグ戦勝利を飾っている。
あっという間の先制点は前半3分。阪南大高は左サイドを抜け出したMF茅野裕太(2年)がクロスを上げると、福井が丁寧に落としたボールを脇田は思い切りよくミドルにトライ。軌道は右スミのゴールネットへ突き刺さる。
畳み掛ける阪南大高。9分。右サイドで獲得したFK。DF今西一志(3年)が巻き気味に蹴り込んだキックに、走り込んだ福井が合わせたヘディングは、絶妙のコースを辿ってゴールネットへ吸い込まれる。「チームとして『右からの“イン巻き”はファーを狙っていこう』と話していて、そこにしっかり蹴って、味方がしっかり合わせてくれたので、そこは狙い通りでした」と今西。早くも両者の点差は2点に開く。
「前節も立ち上がりのコーナーでやられたので、それは避けたゲームの入り方をしようと。相手コートでのプレーを優先して、シュート本数を最初から増やしていこうという入り方をしたかったんですけどね」と中西幸司監督も話した大阪産大附は、DF石岡治樹(3年)とDF佐藤星夜(2年)の両CBに、MF橋本悠海(2年)とMF上野晃蓮(3年)のドイスボランチも関わって、丁寧にボールを動かしていくものの、相手陣内に良い形で侵入するまでには至らない。
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