1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

アルゼンチンU-20W杯メンバー発表 冨樫剛一監督会見要旨

ゲキサカ / 2023年5月8日 20時57分

──アンリ、福井の成長している部分とは。
「福井太智に関しては、バイエルンのセカンドチームでしっかりとレギュラーを取って、攻守の中心としてプレーしているのを現地でも確認している。リスタートのところも彼が蹴っている。バイエルンの監督が代わったときトップチームの練習も参加させてもらっていて、ものすごくいい状態でいる。アンリもチーム自体があまり調子が良くなく、主戦場はセカンドチームになるが、ゲーム展開も非常に苦労している中でもがき苦しみながらもゲームの中での環境、インテンシティも含めてしっかり戦っている」

──FW坂本一彩(岡山)は4月に負傷していた。間に合うと断定していいか。
「チームにも合流しているので、しっかりとメディカルも含めてチェックした中で選出させてもらっている」

──この年代がW杯で戦える意義や、アルゼンチンという環境で戦う上で、監督が選手に伝えたいことはあるか。
「U-20というチームは、選手としても、人としても完成している選手たちではまだまだない。完成したチームの中で、たとえば世界一にたどり着いても、その先A代表のW杯の優勝にたどり着ける選手はなかなかいない。それなら多少粗さがあっても3年後に彼らが成長して、A代表に入ったときに、こういう風に成長していけるんだろうなと。想像が皆さんの中につくような戦い方で選手たちと世界一を目指していきたい。私も南米は20年ぶりくらいで、選手たちも南米にすら行ったことがない。アルゼンチンの印象も何も知らない。知らない状態なので、知らないからこそすべてを受け入れる準備ができている。その中で私たちがフットボールに集中して、チームで戦っていけるようにしていければ」

──この年代の選手たちが実戦経験を積めないことも想定していた中で、選手たちはここ1か月で出場時間を伸ばしている。
「U-20世代の試合出場は本当に難しいということが普通と思っていた。ただ、彼らは去年から、AFCの最終予選でいろんなことを感じていた。常に言っているのは、日常が大事、自チームが大切ということ。ポジションを取って、ゲームに出始めている選手たちもたくさんいることは、間違いなく日本にとってもすごく大切なこと。そういう意味では、私の選考も非常に最後選ぶのが難しかった」

──出場時間が増えた選手がいる中で、選考の中心はU20アジア杯メンバーだった。その葛藤はあったか。
「フィールドプレーヤー18名、GK3名でなければ、A代表のW杯みたいに26名選べれば本当に楽だった。ここ最近でゲームの中で伸びてきていることは実際に自分も確認している。その中でやはり一番大きかったのは、18人を選ぶ中でのポジションバランス。またこのポジションでのスペシャルな選手を何人選ぶか、というところで非常に悩んだ。もともと私たちのチームは、システムも含めて柔軟性を持っているチームだと思っている。より新しい考えを持っている中で、選手たちにはトライをしてもらう。そういう中で、思考の柔軟性を持った選手というのがもうひとつポイントになった。シーズン中ということもあり、各国は事前にスペインに集まってゲームを繰り返したりしているが、私たちはそういう時間がなかった。いままで積み重ねてきたベースからプラスアルファ、何ができるかというところで選んだのが正直なところ。もちろん選ばれなかった選手は悔しいと思う。そういう反発力はサッカー選手である以上ずっとここからついてくる。彼らがしっかり成長して、サッカー選手としてやれるまで、もっともっと高い目標を持ってプレーしていくと思う。そこは自分は期待して、選手の成長を見ていきたい」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください