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掲げるのは「日本のバスク」への大いなる挑戦。白熱の北関東ダービーで水戸ユースとドロー決着の栃木U-18は最終節にプリンス2部優勝と1部昇格を懸ける!

ゲキサカ / 2023年11月27日 18時54分

白熱の北関東ダービーは両者譲らずドロー決着!

[11.25 高円宮杯プリンスリーグ関東2部第17節 栃木U-18 1-1 水戸ユース 壬生町総合公園陸上競技場]

 それは壮大な理想かもしれない。でも、50年後まで、それこそ100年後まで、このチームがこの地に根を張り続け、多くの人の夢を繋ぎ続けていくためには、それぐらいの理念を掲げ、進むべき未来を思える人たちがいることこそが、クラブの大きな財産であることに疑いの余地はない。

「ウチには栃木の選手しかいないんですけど、ある意味『バスク地方のチーム』みたいな想いは持っているつもりではあるんですね。自分たち栃木の人間が、関東の中で、あるいは全国の中でどのくらいできるかと、そういう気概を持っているので、そういうものを発揮するために、見せるために、示すためにやっている部分はあります」(栃木SC U-18・只木章広監督)。

 白熱のユース版北関東ダービーはドロー決着。25日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023関東2部第17節で栃木SC U-18(栃木)と水戸ホーリーホックユース(茨城)が対戦。前半3分にFW村上竜規(3年)のゴールで栃木U-18が先制したものの、後半24分には水戸ユースもFW田口聖(3年)が同点ゴールを叩き込み、結果は1-1で引き分け。栃木U-18の2部優勝と1部昇格の決定は最終節へと持ち越しになった。


 試合は開始早々に動く。前半3分。この試合に勝利すれば来季のプリンス関東1部昇格が決まる栃木U-18は、左サイドで時間を作ったMF佐藤佑磨(3年)のパスから、オーバーラップしてきたDF臼井春翔(3年)は「入りから前に行こうと思っていたので、良い形で、狙い通りのクロスでした」と素晴らしいボールを中央へ。待っていた村上の冷静なシュートがゴールを打ち破る。「力ではなくて、ボールを足に当てるところだけ意識して、ゴールに押し込むという感じでした」と振り返る9番が大仕事。ホームチームがあっという間に1点のリードを奪う。

先制ゴールを喜ぶ栃木U-18の選手たち

 以降もペースは栃木U-18。「立ち上がりに良い形で入れれば、自分たちのペースで進められると思っていました」というキャプテンのMF石川丈慈(3年)とMF永井心温(3年)で組んだドイスボランチの回収と配球から、右のMF舘野勇輝(3年)、左の佐藤と両サイドハーフが躍動。10分には石川が右へ流し、舘野のクロスにFW金沢優介(2年)が合わせたヘディングは枠を越えるも好トライ。21分にもルーズボールを拾った臼井が枠内シュートを放つも、ここは水戸ユースのGK小堀椿葵(2年)がファインセーブ。さらに31分にも右サイドバックのDF小幡心(3年)のフィードから、抜け出した村上のシュートはクロスバーの上へ。2点目には届かないが、攻勢を強めていく。

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