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掲げるのは「日本のバスク」への大いなる挑戦。白熱の北関東ダービーで水戸ユースとドロー決着の栃木U-18は最終節にプリンス2部優勝と1部昇格を懸ける!

ゲキサカ / 2023年11月27日 18時54分

 2015年に現役時代を過ごした栃木SCへ指導者として帰還し、U-18での指導は5年目のシーズンを迎えている只木監督は、「去年も良い経験を積ませてもらいましたし、今年の3年生はずっと中心的にやっていた年代ではあったんですよね。あとはジュニアユースからずっと同じグループでやっているというのも強みではあると思うんですけど、そこにユースから新たに入った選手が凄く刺激になっていて、水を運ぶ役をやってくれているところもあるので、ありがたいなと思っています」と話しつつ、チームの全員が栃木出身者だという状況についてもこう語っている。

「それはもうこだわっています。もちろん外の子を受け入れないというわけではないんですけど、必然的にそういう環境になっているので、そこも大事な要素なんじゃないかなと。Jリーグの理念を踏まえても、どこまでやれるかというところにトライすべきだとは思っています。栃木の子は頑張り屋さんが多いですからね」。

「もちろん戦うステージも大事なんですけど、たとえば県リーグだからどうとか、プリンスリーグに入ったからどうということではなくて、とにかく与えられたステージや環境の中で、より高みを目指して、仲間としのぎを削ってやるしかないと思うので、それでやっと結果が付いてくるんじゃないのかなと思いますし、こうやって応援しようと思ってもらえるんじゃないのかなって。みんなでサッカーにエネルギーをいっぱい使って、ひたむきに、一生懸命やったら絶対に良い人間になれるんですよ。ウチは本当にいいヤツばっかりで、みんなまっすぐですし、僕がもうちょっと丁寧に教えてあげられればもっと上手くなるんでしょうけど、つい『行け!』って言っちゃうから、そこは『しょうがねえな』と思ってやってもらいたいですね(笑)」。

 最終節は矢板中央高Bとの一戦。今度は“栃木ダービー”が、チームの新たな歴史の扉をこじ開けるための舞台になった。U-12からこのクラブでプレーしてきた臼井は「僕はチームに何かを残して大学に行きたい想いは誰よりも強いと思っていますし、この仲間とできる最後の1試合なので、後悔のないように、今までで一番良い試合にできるように、高い意識を持ってやっていきたいと思います」と“最後の1試合”へ想いを馳せる。

「去年の先輩がプリンスリーグ2部という舞台を残してくれたので、その経験は無駄にできないですし、自分たちは後輩にプリンスリーグ1部という舞台を残して、引退できたらいいなとはシーズン最初から思っていました。目の前の試合に向けて、自分たちがやるべきことをしっかりやっていけば、結果は付いてくると思うので、それを信じて1週間やっていきたいと思います」(石川)。

 栃木の地から掲げる明確な理想と野望。『日本のバスク』への大いなる挑戦。2023年のラストゲームに、栃木U-18は自らの未来を懸けて、堂々と立ち向かう。



(取材・文 土屋雅史)

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