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『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:水色の青春(川崎フロンターレU-18)

ゲキサカ / 2023年12月6日 18時45分

「メンバー選考にものすごく苦労します。正直一番したくない作業です。それぐらいみんないいんです。試合に連れて来れなかった選手たちも、自分たちだってできるという気持ちは絶対にあると思うんですよね。そういうところがトレーニングからプレーに出ていて、1週間でもかなり成長している姿も見られますので、非常に良い状況を作れているかなと思います」(長橋監督)。好調を維持したまま、川崎F U-18は首位相手の大一番へ向かう。

 第16節が延期となり、1週間空いて乗り込んだのはプレミア屈指のホーム感を誇る、青森山田高校グラウンド。川崎F U-18が1試合消化の少ない状況で、両者の勝点差は4。それが1に縮まるか、7に広がるかは、EASTの覇権を占う上でも大きなポイントだった。

 試合後。アウェイチームの選手たちは、ショックの色を隠せなかった。スコアこそ1-2ではあったものの、90分間を見れば完敗に近い内容。2点のビハインドから気合いのヘディングでアシストを記録した、今季の10番を背負うMF尾川丈(3年)は「前半の入りから、相手の声だったり、競り合い、セカンドボールの反応というところで負けているところが多かったので、そういうところが敗因かなと思います」と厳しい表情を浮かべる。



「非常に悔しいですね。特に2巡目に入ってからの選手は、かなり自分たちが他より成長しているという実感があったと思います。なので、『とにかく思い切りやってこい』という形で選手たちを送り出したんですけれども、内容を考えた時にまだまだ足りない部分があるのかなと正直思いました。もちろん選手たちはシンプルに結果を受けて悔しいという想いはあると思うんですけど、それ以上にもっと『勇気を持ってやりたかったな』という辛い想いをしているんじゃないかなと。彼らなら、まだ全然できます」(長橋監督)。

 さらに手痛かったのは、何とか2連勝と持ち直して挑んだ第16節延期分の市立船橋高戦。前半で2点のリードを手にした川崎F U-18は、後半にまさかの3失点を喫して逆転負け。終盤のセットプレーでは前線に上がり、ヘディングをクロスバーに当てるなど執念を見せたGKの濱崎は「最後に身体を張れない部分が少しあったとは後ろから見ていて思っていて、終盤戦になっていくうちに自分たちで自分たちを苦しめてしまったのかなと思います」と言及。最終的には青森山田と市立船橋に献上した2つの黒星が、彼らの目標達成には小さくない影響を及ぼすことになる。

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