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日本高校選抜、U-20全日本選抜に続き、3年連続のデンチャレ出場。関東選抜BのMF山市秀翔(早稲田大)は「何でもできる」「絶対的な」選手に

ゲキサカ / 2024年2月29日 5時17分

前半終了間際、関東選抜BMF山市秀翔(早稲田大2年=桐光学園高)が左足シュートを枠へ飛ばす

[2.28 デンチャレ 関西選抜 2-1 関東選抜B]

 3年連続でデンソーカップチャレンジに出場。U-17日本代表候補や日本高校選抜への選出歴も持つレフティーは、高みを目指し続けている。

 MF山市秀翔(早稲田大2年=桐光学園高)は、関東選抜Bのキャプテンマークを巻いてプレー。9分には角度をつけたスルーパスで左サイドを攻略し、前半終了間際にはPA外側からの左足シュートを枠へ飛ばした。

 左利きのボランチは勝負を決めるようなプレーができることに加え、ピッチの至る所に現れるような活動量の多さが特長。前日の東海選抜戦では相手に深く身体を寄せてボールを奪い取っていたほか、後半の苦しい時間帯でSBの背後をカバーしてピンチを防いでいた。

 紙一重の勝負で勝利に貢献。だが、この日は1点差で競り負けた。山市は中盤での激しい奪い合いを演じていたほか、後半にもこぼれ球を狙ってシュート。だが、同点に追いつきながら、中盤でセカンドボールを拾われると、そこから攻め切られて決勝点を奪われた。

「守備の際で潰し切ったり、バックする場所、スピードだったりとか、自分のところで最後こぼれ球のシュートだったりとか、本当にそういうところで試合って決まるんだなっていうのはここで改めて感じましたし、そういうことができるチームがやっぱり勝っていくんだなって今日の試合で身に染みて感じました」。その勝負を制する選手、チームにならなければならない。

 味方に対して厳しい声がけもできる山市は、2年前のデンソーカップチャレンジに日本高校選抜のチームリーダーとして出場。昨年はU-20全日本選抜に追加招集された。大学2年生で異例の3年連続のデンチャレ出場を果たした山市に、大会関係者は来年の4年連続出場を期待する。山市自身も過去の大会で感じた課題を一つずつ修正。だが、現状には満足していない。

「今回、ピッチコンディションや風強かったりとか、難しいところは多くあると思うんですけど、相手も同じ状況なんで。そこで守備も攻撃も、自分の良さもっと出していかないといけない。まだまだやれると思います」。この日勝ち切れなかったこと、自分が違いを出すようなプレーができなかったことの両方を悔しがっていた。

 時に入れ替わられることも覚悟しながら相手にプレッシング。常にハードワークしながらフィフティフィフティのボールも全て奪い切り、パスを前線につけてゴール、アシストもできる「本当に何でもできるような」選手になることを目指している。

「絶対的な選手になっていきたい。早稲田でも新シーズン、10番つけさせてもらったり、責任ある番号なんで。やっぱり結果で示していくしかないなって個人的には思っています。関東リーグでは、10ゴール、10アシストぐらい 残していきたいなっていう風に考えています」。簡単ではないことを理解した上でチャレンジ。多くの白星をもたらす選手になるためにも、「何でもできる」「絶対的な」選手になる。

(取材・文 吉田太郎)

●第38回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会特集

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