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[新人戦]まず守備から取り組み、勝つことで自信に。選手権16強の広島国際学院がPK戦で西京に勝利

ゲキサカ / 2024年3月16日 10時9分

 それでも、広島国際学院は後半、谷崎監督の指示でグラウンダーのクロスを意識。すると13分には、FW山本まさお(2年)の左クロスを10番FW中石圭亮(2年)が1タッチで合わせて同点に追いついた。FW中光碧(2年)がキープ力と鋭い抜け出しでチャンスメーク。2点目を奪うことはできなかったが、徹底してきた守備は崩れなかった。

 上野は「守備は凄い強化されたと思います。(新チームのトレーニングは)ほとんど守備で。ボールの移動中に寄せるってことをずっと言われていました」。プレッシング、スライドを徹底してきた成果を発揮。2点目を許さず、1-1のまま70分間を終えた。

 PK戦で広島国際医学院は1人目が失敗したものの、相手の3人目をGK平岡侑樹(1年)が右への跳躍でストップする。その後、互いに決め続けて迎えた9人目、広島国際学院FW村上颯太(1年)が決めたのに対し、西京のシュートが外れて決着。広島国際学院は控え選手たちの応援に応え、前回大会に続く8強入りを果たした。

 主将の上野は、「凄い自信になります。去年と同じ舞台に立てる。凄い楽しみですし、凄く自信になりました」と微笑む。そして、「去年を超えるって言ったら難しいと思うんですけど、超えれるような。目標が高いですけど。その目標に向かえるように。しっかりみんなで頑張っていきたい」と意気込んだ。攻撃面の構築などこれから。厳しい試合を重ねながら成長し、先輩たちに近づく。

(取材・文 吉田太郎)

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