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周囲に笑顔の花を咲かせるポテンシャル十分のサッカー小僧。G大阪ユースDF松井イライジャ博登が掲げる目標は「今年は爆発しつつ、楽しみたい」

ゲキサカ / 2024年3月27日 7時15分

 本職だからとか、そうではないからとか、そんなことは関係ない。「富安(健洋)選手みたいにセンターバックもできて、サイドバックもできるのが一番いいので、そういう選手を目指したいと思っています」。やるからにはサイドバックも100パーセントで戦い抜く。終わってみれば難敵相手に4-0で快勝。試合後には松井の表情に笑顔が弾けた。


「去年の1年は、僕にとってはサッカーをやっていく中で凄く大事な1年だったと思います」。2023年の1年間は、決して思い描いたような時間ではなかったと言っていいだろう。特に悔しい想いを味わったのは、夏のクラブユース選手権。チームが日本一に輝いた一方で、松井はベンチメンバーに入ることも叶わなかった。

「チームが優勝したことはもちろん嬉しかったですけど、やっぱり自分が出て優勝したかったですし、動画では見ていたんですけど、そこでは凄く悔しい想いをしたので、『レギュラー陣が帰ってきたらポジションを絶対に取ったろ!』という想いでやっていたんですけど、それもなかなかうまく行かなかったですね」。

 自分の課題は、自分が一番よくわかっている。「もちろん僕は守備の選手なので、しっかりした守備力だったり、ガンバはボールを繋いで崩していくサッカーなので、ビルドアップの部分だったり、そういうところが課題ですね。ビルドアップは今も凄く意識してトライしているところで、まだ全然できないですけど、去年の練習から意識してやっているところです」。

 一方で、明らかに進歩を感じている部分もあるという。「去年はなかなか試合に絡めずに、いろいろ考えながらやっていたんですけど、その中で『試合に出られない時に何ができるか』とか、『どういうふうに練習に取り組むか』とか、そういうことが大事になってくることがわかって、精神面と頭の使い方は凄く成長できた1年なのかなとは思いました」。転んでも、転びっぱなしで終わるつもりは毛頭ない。すべては成長するための糧。ポジティブに、前向きに、日々のトレーニングを積み重ねていく。



 一際目を引く髪型には、本人にもこだわりがある。「これは“ブレイズ”っていう髪型で、全部地毛なんですけど、これにした1つの理由はヘディングをする時に“吸収しちゃう”というのがあって(笑)、ヘディングはおでこでやるものですけど、クロスが入ってくるとどうしても頭に当たってしまうので、髪が長いと飛ばないんですよ。だから、今は伸ばした髪を全部編んでいます。シンプルにカッコいいですし、この髪型は好きですね」。

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