[船橋招待]静岡学園がこだわってきた強度と技術力で強敵・東京Vユースに対抗。2-1で競り勝つ
ゲキサカ / 2024年4月2日 23時7分
静岡学園は伝統のテクニック、インテリジェンスの強化に加え、プレミアリーグ開幕へ向けて強度の向上にこだわってきたという。2月のミズノカップでは強度不足で全敗。特に1対1の攻防に重点を置いて課題改善に取り組んできた。この日は東京Vユースの上手さと際の強さに苦しんだものの、“プレミア基準”で求めてきた取り組みの成果も発揮しての勝利。矢澤は「今年入ってから、(監督の川口)修さんにずっと球際のところを言われていた。球際が弱いと。(特にミズノカップ後に)みんなの意識がどんどん上がっていって、試合をやるごとに強度も上がって。それがやっと結果についてきたんかなと思っています」と頷く。
また、堀川が「相手もレベル高かったですし、その中で自分たちのプレーを出すのは難しかったですけど、みんなで声を掛け合って頑張れた」と語ったように、前向きな勝利だ。今大会は、ともに怪我の注目右SB野田裕人主将(新3年)とU-16日本代表MF山縣優翔(新2年)、静岡県選抜の海外遠征中のMF天野太陽(新3年)とCB岩田琉唯(新3年)が不在。だが、無敗を続け、最終戦の市立船橋高(千葉)戦もMF四海星南(新2年)のファインゴールで追いつき、1-1の引き分けに持ち込んだ。
4勝2分で大会を終了。だが、東京Vユース戦のハーフタイムには川口監督からポジショニングの面を厳しく指摘されるなど、まだまだやるべきことはある。昨年のプレミアリーグは前期を首位ターンも、けが人が続出した後半戦で失速。選手層の薄さが出てしまい、全国大会も上位へ勝ち上がれなかった。それだけに、矢澤は「練習後の体幹だったり、食トレをみんなで重点的に置いて。怪我しない体作りと、去年の先輩方が見れなかった選手権の国立っていうのを目標に全員でやっていきたいと思っています」。プレミアリーグや全国大会で活躍するために日常からレベルアップを続けて個人、チームの目標達成へ近づく。
(取材・文 吉田太郎)
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