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途中出場で豪快シュートも…福岡MF重見柾斗「波を減らすのが今の課題」パリ世代逆転選出にも意欲

ゲキサカ / 2024年3月31日 21時40分

終盤に惜しいシュートを放ったMF重見柾斗

[3.30 J1第5節 浦和 2-1 福岡 埼玉]

 1点ビハインドで最終盤を迎えたアビスパ福岡は後半アディショナルタイム7分、途中出場のMF重見柾斗の強烈なシュートが完璧な弾道でゴールに向かったが、これは浦和GK西川周作がスーパーセーブ。惜しくも勝ち点1を逃した。

 後半43分からピッチに立ち、「自分が入った時にはもう負けている状況だったので、監督からも『前にどんどん関わっていけ』という指示があった」と猛攻を牽引した重見だったが、結果はもたらせず。「ああいうシュートまで行けたことは良かったけど、決め切れるかどうかで評価が全然違ってくる。次は決めたい」と悔しさを見せた。

 重見は福岡大時代の昨季、特別指定選手としてJリーグデビューを果たし、J1リーグ戦5試合とルヴァン杯2試合に出場。プロ2年目の今季は開幕から4試合連続で先発出場すると、第2節・横浜FM戦(◯1-0)では抜け目ない攻撃参加からのクロスでアシストも記録し、敵地での金星に大きく貢献していた。

 ところがこの日は今季初の先発落ち。そこでは自身の課題を感じているという。

「マリノス戦みたいにうまくハマったら攻守においていいプレーができるけど、何かズレたり、コンディションなのか、技術なのかはわからないけど、調子とひとくくりにしてはいけない波がある。そういうのを減らしていくのが今の課題」

 昨季が実質的にJリーガー1年目にあたるが、今季は大学生との“二足の草鞋”ではなく、プロ選手として過ごす初めての年。「まだアジャストできていない。ただこれから代表にも入りたいと思っているし、そのうち移籍もあるかもしれない。そこで環境が変わったらコンディションが変わるとなったら成長しない。環境に適応できるようにしたい」と順応を進めている最中だ。

 もっとも、この日短いプレータイムで見せたように攻守における貢献度はルーキーイヤーと思えないほど。「自分自身の目指すプレースタイルは(ゲームを)作りながらフィニッシュにも顔を出していくところ」「守備だけ、攻撃だけと偏るのではなく、両方できることでもっと上のレベルでできるようになる」というビジョンをJリーグのピッチでもいかんなく発揮している。

 それでも「これから上を目指す上でやるべきことを増やしていかないと上にいけない。もっと成長して攻守両方でもっとレベルの高いプレーをしないといけない」と高い基準を自らに突きつけ、さらに成長を続けていく構えだ。

 2001年生まれのためパリ五輪の出場資格を持ち、昨年は6月の欧州遠征や9月のアジア大会に参加したが、今年3月の活動は招集外。「非常に悔しい思いがあったけど、まだ全然チャンスはあると思っている。アビスパ福岡でもっと試合に出て、アシスト、ゴールという結果を残していければ声はかかると思っている。まずはチームで試合に出て結果を残したい」。チームでも、代表でも、ここから逆転を図る。

(取材・文 竹内達也)
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