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「シンプルに最初は緊張しました」町田一筋・プロ7年目GK福井光輝がスクランブルJ1デビュー

ゲキサカ / 2024年4月7日 23時35分

GK福井光輝

[4.7 J1第7節 川崎F 0-1 町田 U等々力]

 プロデビュー7年目にして、初めてJ1リーグの景色を望んだ。FC町田ゼルビアのGK福井光輝はGK谷晃生の退場で緊急出場。「シンプルに最初は緊張しました。ただ、自分のやってきたことを信じて練習でも準備をしてきたつもり。それを出せればいいと。結果的にゼロで終えてホッとしています」と笑みを浮かべた。

 後半26分、GK谷が相手選手の決定的な得点機会を阻止したとしてレッドカードを受けた。町田は3枚替えを敢行し、その1人として福井が投入された。直後にはPA手前から川崎フロンターレのFKという場面を迎える。町田の壁がFWエリソンの左足シュートを阻むと、福井は小さくガッツポーズ。「今だから言いますけど、入ってたらたぶん終わってた。あそこで1回ホッとしましたし、自分も1回リセットできたのでよかった」と振り返った。

 点差を守り切り、試合終了とともに安堵の表情を浮かべた。福井のもとにはDF奥山政幸が駆け付けた。「マサくんとは僕が新卒から一緒にやっている。駆け寄ってくれたので、達成したんだなと」。戦友とJ1デビューの喜びを分かち合うと、退場していたGK谷も試合終了とともに笑顔を見せた。「晃生はありがとうと言ってくれた。逆にいつも晃生がチームを救ってくれているし、晃生が見せているパフォーマンスに刺激されて今までやってきた。退場に対してのありがとうではなく、こちらが本当にありがとうという気持ち」。福井は自身のライバルにも感謝を伝えた。

 2017年、日本体育大在学中に町田の特別指定選手になり、8年間を町田とともにしてきた。試合後、ゴール裏のサポーターに感謝の思いを伝えた。「ずっと8年間見た景色で、やっと僕もJ1(デビュー)。たぶんサポーターのなかにも少なくても待っていた人はいたと思うので、それは最初に伝えたかった」と謙虚ながら気持ちを語った。

 次節もGK谷が出場停止で不在のため、福井が出場する可能性は高い。「何があるかわからないし、日ごろから準備をしているつもり。また同じ準備を続けて、その先に出場できれば」。首位を走るチームのために「プラスワンになるようにがんばっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 石川祐介)
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