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現役慶大生の19歳FW塩貝健人が“内定先”横浜FMでJ1デビュー!! ファーストプレーから闘志全開「次はもうちょっとだけ抑えて」

ゲキサカ / 2024年4月10日 23時4分

慶應義塾大FW塩貝健人(写真中央)が横浜FMでJデビュー

[4.10 J1第3節延期分 横浜FM 2-0 G大阪 日産ス]

 半月前に19歳の誕生日を迎えたばかりの慶應義塾大FW塩貝健人(2年=國學院久我山高)が10日、横浜F・マリノスの特別指定選手としてJ1デビューを果たした。

 塩貝は今季開幕前、横浜FMに2027年から加入することが内定。そのまま特別指定選手としてトップチームに登録されていた。この日はチームにとって前節・神戸戦(◯2-1)から中2日、6連戦の4試合目という苦しいタイミング。右ウイングで後半21分から途中出場し、活力を加えるパフォーマンスを発揮した。

 まずは投入直後の後半24分、ファーストプレーからサポーターの心を掴んだ。敵陣右サイドでボールをキープするG大阪のMF黒川圭介に対し、背中からプレッシングをかけ、ファウル判定が下されても闘志全開で応戦。J1で実績を持つ選手に真っ向から食ってかかる姿には、ホーム側スタンドから驚きまじりの大歓声が飛んだ。

「見ている人を驚かせたいと思ってピッチに入ったけど、ファーストプレーはちょっと熱くなりすぎた。でもあれくらいやってもいいのかなとも思っている。次はもうちょっとだけ抑えてやれれば」(塩貝)

 試合後、苦笑い気味に振り返った塩貝だが、ファーストプレーで激しく行くのは信条。「結構そこは意識していて、いつもファーストプレーはファウル気味でも人に強く行くというのをやっていた」。プレーが落ち着いたところで黒川には謝ったというが、プロの厳しい舞台で戦っていく覚悟を印象づけるワンプレーだった。

 さらに後半38分には、果敢なプレーで大歓声を巻き起こした。自身を起点とした攻撃からボールが左サイドに送られると、自慢の突破力を見せたFW宮市亮のクロスに対し、ハーフボレー気味に左足を一閃。ボールはうまくミートできずに左へ流れたが、あわや1点というシーンを作ってみせた。

 試合後、塩貝自身は「決めないとダメだった」と悔いを述べ、自身のパフォーマンスにも「ちょっと焦ってボールを簡単に蹴ってしまった。もっとボールを収めてから1枚、2枚剥がせる力が焦らなければあったと思う。気持ちの面で焦りがあったので納得いっていない」と満足はしてなかった。

 また徐々に落ち着きを見せていたビルドアップへの関与も「ちょっと周りが見えなくなって、後ろ向きで受けるシーンが多かった。あそこも自分の武器であって、あそこで前を向けたらもっと怖いと思う。もっと周りを見てしっかりボールを止めるのをやってからも、自分はドリブルが武器なのでかわしてシュートまで持っていきたい」とさらに高い基準を求めた。

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