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G大阪20歳FW坂本一彩が2戦連発&決勝弾「めちゃくちゃ気持ち良かった」J1で深める手応えとギラつく向上心

ゲキサカ / 2024年4月20日 20時2分

FW坂本一彩

[4.20 J1第9節 浦和 0-1 G大阪 埼玉]

 ガンバ大阪の若きストライカーが、プロ入り後初の2試合連続ゴールでチームに連勝をもたらした。

 トップ下で4試合連続の先発が続くFW坂本一彩は0-0で迎えた浦和戦の後半33分、右サイドを切り裂いたFWウェルトンのパスをペナルティエリア内で収めると、迷わず右足を振り抜いた。「マイナスで受けてとりあえず足を振ることだけ考えて振った感じ。ボールをもらう前からゴールがどの位置にあるかは把握していたので、足を振って枠内に飛ばすことだけ意識していた」。ゴールを見るほどの余裕はなかったが、パワーと精度を併せ持ったシュートをゴール左隅に突き刺さった。

 坂本にとっては前節・鳥栖戦(◯2-1)の同点弾に続く2試合連続ゴール。また鳥栖戦のゴールはシュートの当たり損ねがゴールラインを割った形だったため、喜びは控えめだったが、この日はアウェーに集まったG大阪サポーターの前で感情を爆発させた。

「めちゃくちゃ気持ち良かった。前回の試合はボテボテのシュートで、あまり綺麗に入ったゴールじゃなかったけど、今回はしっかりネットに突き刺さったようなゴールだったので嬉しかった」。そう笑顔で振り返った坂本は決勝点の大仕事に「すごく自信になるし、数少ないチャンスを仕留めるのが前の仕事。そこを果たせたのは良かった」と胸を張った。

 さらにこの日は得点だけでなく、走行距離もチーム2位の11.674kmを記録。最前線に立つFW宇佐美貴史と連係しつつ、トップ下からのハイプレスとプレスバックで相手の攻撃にも圧力をかけ続けた。「あまり自分では走っている感覚はないけど、そう見えているというのはすごい自信になる。でも走るようには意識しています」。

 トップ下の持ち場には「今年の途中から始めたところだけど、自分はライン間でボールを受けるのも得意としているので、そういうところを意識しているし、そういうところで良さが出ていると思う」と手応えを感じているという坂本。またG大阪ユースの大先輩にあたる宇佐美との連係も「意識しているのは距離が遠くなりすぎないこと。僕はトップ下に入る時もあれば先頭に入ることもあるので、お互いのポジションを見ながらポジションを取ることを意識している」と日々深まっているようだ。

 そんな坂本だが、目覚ましい成長を支えているのは昨季の経験だという。ファジアーノ岡山での武者修行でJ2リーグ戦24試合4ゴールを記録し、「試合感もついたし、フィジカルも意識的にトレーニングしてきた」とプロ基準を会得。また5〜6月にはU-20W杯にも出場し、「世界で戦っていくにはフィジカルも大事だと思うし、そこの差はすごく大きいと感じた。帰ってきてからトレーニングは増えた」と同世代の世界トップ基準を日々の生活にも還元している。

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