内野貴史が思いめぐらす“日韓戦”の重み「関心があるかないかではない」
ゲキサカ / 2024年4月22日 4時26分
端正なマスクの奥深くに気合をフルチャージしている。U-23日本代表DF内野貴史(デュッセルドルフ)がU23アジアカップのグループリーグ第3節・韓国戦を前にアジアのライバルに対する負けん気をみなぎらせた。
日の丸を背負う思いの強さを示した。「小さいときにテレビを見て、日本代表が負けた時は自分も悔しかったし、ましてや韓国に負けたらまったく関わっていないのに晴れない気分になったりする。サッカーをやっているとか、関心があるかないかとかじゃなく、日本全体を代表して闘っていると思っているし、闘わないといけないと考えています」。強い思いはサッカーを飛び越える勢いだ。
キャプテンのMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)をはじめ、韓国戦を特別なものとせず、目の前の一試合だと捉える選手もいる。その考えに対しては内野貴も「サッカーは11対11でやるというのは変わらないし、自分たちのサッカーをやって勝ちたいということで、冷静にいかないといけないのはもちろん正しいと思う」と首肯する。しかし、言葉はそこで終わらない。「でもやっぱり世間の見方は変わってくると思うし、ちょっと気合い入りますね」。口調は軽やかだが、重厚な覚悟を漂わせてそう言った。
大会のレギュレーションにより、現在、勝ち点や得失点差で並んでいる韓国との試合は90分を終えた時点で引き分けの場合、PK戦で決着をつけることになっている。内野貴は所属するデュセルドルフで1月30日にあったDFBポカール準々決勝のザンクトパウリ戦でチームとしてPK戦を経験。内野貴はキッカーにならなかったが、仲間の成功を祈り、チームはPK戦を4-3で準決勝に勝ち上がった。
今回に関しては「PKは各自の勇気を出す場。自分はその時は蹴れなかったので、チャンスがあれば蹴って決めたいなと思っています」と意欲を見せている。
大岩剛監督体制では試合中のキッカーは監督があらかじめ決めているが、PK戦は過去にやったことがない。現時点では挙手制なのか指名制なのかを含めて情報はないが、内野貴は「自分は蹴りたい人がいるなら蹴るべきだと思います。どうなるか分からないですけど」とも言う。
もっとも、PK戦に関しては準備をしているものの、90分で韓国に勝つための戦いをするのが大前提。「90分で勝ちたいし、自分たちの力を出せば勝てると思う。PKのことを考えなくて言いように、90分で結果を出したい」と言い切った。
(取材・文 矢内由美子)
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