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エモーショナルでスペクタクルな90分間は3-3のドロー!FC東京U-18とやり合った柏U-18が携えるのは指揮官も認める自主性と超攻撃的な意志

ゲキサカ / 2024年4月23日 13時26分

柏レイソルU-18FWワッド・モハメッド・サディキは豪快なゴールを叩き込む!

[4.21 プレミアリーグEAST第3節 柏U-18 3-3 FC東京U-18 日立柏総合グランド(人工芝)]

 退いてしまうようなマインドなんて、端から持ち合わせていない。打ち合い上等。攻め合い上等。点を獲られたら、点を獲り返す。この日の90分間には、そんなお互いのチームが携える信念が、ピッチのあらゆるところでバチバチと火花を散らし合っていた。

「メチャメチャ楽しい試合でした。負けている時にも楽しさはあって、3失点してしまった後にみんなでもう1回顔を上げて『楽しんでやろう』ということを発信して、それが後半の最後に追い付く形に繋がったんじゃないかなと思います。もちろん悔しいですけど、充実感はありました」(FC東京U-18・後藤亘)。

 どちらも3点を獲って、3点を獲られた、エモーショナルでスペクタクルな好ゲーム。21日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 EAST第3節で、柏レイソルU-18(千葉)とFC東京U-18(東京)が対峙した一戦は、2-2で迎えた後半38分に柏U-18のFW吉原楓人(3年)が勝ち越しゴールを奪うも、45+1分にFC東京U-18もDF岩田友樹(3年)が執念の同点弾。双方に勝ち点1ずつが振り分けられている。


 試合はあっという間に動く。前半6分。柏U-18がGKまで下げたビルドアップに厳しく寄せたFC東京U-18のFW尾谷ディヴァインチネドゥ(2年)は、GKのキックを身体に当てると、ボールはそのままゴールへと吸い込まれる。「今年はチームを勝たせるために、前から守備をしようという気持ちが強くなりました」という2年生アタッカーの献身性が呼び込んだ先制点。まずはアウェイチームが1点をリードする。

「1失点目は気にしていないです。僕が求めていることなので、ただノージャッジで蹴るよりは、最後まで選びに行ったことは褒めたいぐらいですから」と藤田優人監督も話した柏U-18は、いきなりのビハインドにも揺らがない。続ける丁寧なビルドアップ。GK栗栖汰志(3年)は怖じずにボールを受け続け、DF福島大雅(3年)とDF吉川晴翔(1年)のセンターバックも、MF廣岡瑛太(2年)とMF沼端隼人(2年)で組むボランチも、狭いエリアでパスを動かしていく。

 26分はホームチームの真骨頂。最終ラインでのビルドアップから、吉川は一気に縦へのクサビでテンポアップ。受けたMF戸田晶斗(3年)はFWワッド・モハメッド・サディキ(3年)とのワンツーで中央を切り裂くと、粘って粘って右足一閃。ファインゴールをネットへ突き刺す。1-1。スコアは振り出しに引き戻された。

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