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[球蹴男児U-16]10番MF片山晴は東海大福岡らしく「次からは横に繋いで展開して」ゴールと勝利へ

ゲキサカ / 2024年5月7日 2時42分

東海大福岡高のMF片山晴(FCリベルタ出身)はキープ力や配球力を発揮していた

[5.4 球蹴男児U-16リーグD1第1節 鹿児島城西高 1-0 東海大福岡高 大津町運動公園多目的A]

 無失点で試合を進めながら、後半45分に一瞬の隙を突かれて失点し、鹿児島城西高(鹿児島)に0-1で敗戦。東海大福岡高(福岡)のMF片山晴(FCリベルタ出身)は「この試合は勝ちたかった。前半を0-0で抑えて、自分たちも行けると思っていたら、試合終了間際に1点を取られてしまったので悔しいです」と唇を噛んだ。

 負けた悔しさもあるが、入学してから積み上げてきたスタイルを披露できなかったもどかしさもある。「東海大福岡はどんどんパスを繋いでゴールまで行くサッカーなのですが、今日は土台であるパスをつなぐ部分があまり上手く行かなかった」(片山)。

 前半は風の強さを活かすため、細かくパスを繋いで前進するのではなく、鹿児島城西DFの背後にロングボールを落とそうと考えていた。狙い通り、裏へのボールにFW高橋怜央が走り込む場面も見られた。
FW高橋怜央がダイナミックな動きで前へ
「背後を狙ってパスを出すのはもちろん、どこにボールが来ても自分が拾える位置に立とうと考えていた」と話す片山ら中盤の選手がセカンドボールを拾って、サイドへの展開から見せ場を作る場面も散見。前半17分にはDF安部太郎の右クロスからMF能武麟太朗がシュート。DFに当たったこぼれ球を片山が狙ったが、シュートは枠を捉えることができない。

 以降も前にボールを入れるものの得点には繋がらない場面が続き、片山は「ゴールへの欲が強すぎて、攻撃が前ばかりになってしまっていたので、次からは横に繋いで展開していけたらと思います」と口にした。

 一方で収穫となったのは守備面だ。試合終了間際に失点したが、鹿児島城西のパワフルな攻撃に対し、DF陣がよく耐えていた。「ゴールを目印に守っていく。前からの守備は自分たちの点に繋がる守備を意識して、前からプレスをかけに行っていた」(片山)という高い位置からの守備も印象的で、今後も続けられるかがD1リーグを戦うポイントになりそうだ。

「中学時代のFCリベルタはパスサッカー。他のチームの練習参加にも行ったのですが、繋いで相手をいなすサッカーをやっている東海のスタイルが近いのかなと思って選びました」。入学の決め手を明かす片山を筆頭にMF辻本悠太朗、能武など判断良くパスで崩す東海大福岡のスタイルに憧れ、門を叩いた選手は多い。

 加えて、左足の精度が高いDF安武蒼葉やスピードのあるFW白楽仁など特徴を持った選手もいるため、「キャラクター的にも揃っているので成長して、全国を狙いたい」と片山は意気込む。球蹴男児での経験を力に変え、目標を達成するつもりだ。
MF辻本悠太朗はセカンドボールの回収力や守備範囲の広さも発揮左足の精度が高いDF安武蒼葉
(取材・文 森田将義)

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