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[MOM4687]鹿児島城西DF長渕禅(1年)_憧れのチームの一員として躍動。アグレッシブな守りで1-0勝利をもたらす

ゲキサカ / 2024年5月6日 23時57分

鹿児島城西高DF長渕禅(太陽SC U-15出身)は1-0での勝利に大きく貢献した

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.4 球蹴男児U-16リーグD1第1節 鹿児島城西高 1-0 東海大福岡高 大津町運動公園多目的A]

 中学1年生の頃に試合を見て、鹿児島城西高(鹿児島)に一目ぼれ。「みんながガツガツしていて雰囲気が良い。ピッチに立つ11人全員の気持ちが入っている感じが好きでした。全国制覇したかったので、早いうちから行こうと決めていました」と話すのは鹿児島城西のCBを務めるDF長渕禅(太陽SC U-15出身)。憧れのチームの一員として挑んだ初戦で印象的なプレーを続け、完封勝利に貢献した。

 元スペイン代表のセルヒオ・ラモス(セビージャ)を憧れの選手として挙げる通り、プレーはファイター系。174cmの身長はCBとして小柄ながら、接触を恐れずアグレッシブに相手へとチャレンジし、マイボールにしていく。

 もう一つの武器は、50m6秒台半ばの俊足を活かしたカバーリング。「両SB、もう一人のCBの全てを見て、いつでもカバーリングに走れるよう、常に足動かして半身の状態を作っています」。この日の東海大福岡は風の強さを活かすため、鹿児島城西DFの背後を狙ったロングボールを多用。FW高橋怜央が積極的にスペースを飛び出したが、長渕は特徴を前面に押し出し、決定機まで持ち込ませない。

 前半12分には背後へのボールに対し、高橋から遅れてスタートしたが、すぐさま追いつき身体を当ててストップ。「後ろに長渕がいて、自分の動きにしっかり合わせてくれる。あいつがいてくれるから、自分がやりたいことができるという信頼がある」。そう口にする184cmのDF二之形悠真との相性も良く、以降も危なげない守備を披露し、無失点に抑えた。

 1年生チームの指揮を執る古市息吹コーチがプレー面と共に評価するのはリーダーシップ。苦しい時間帯でも声を出すなどチームが前向きでいられる立ち振る舞いをできる。そうした統率心は小学生の頃にキャプテンをしていたことで身に付いたというが、中学に入ってからはスタメンでの出場機会が少なくなり、持ち味がなかなか出せないようになる。

「出られない悔しさはあって、不貞腐れていた時期もあった」と振り返るが、徐々に積極性を取り戻すと中学3年生の夏にFWからCBへとコンバートされたことを機に再浮上。最後尾から声とプレーでチームをけん引できる選手となり、憧れだった鹿児島城西への入学を掴み取った。

 気迫でゴールを守る鹿児島城西にとって戦えるCBの存在は欠かせない。長渕は球蹴男児U-16リーグで成長を続け、トップチームへの昇格と日本一を狙っていく。

(取材・文 森田将義)

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