1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[プリンスリーグ関西1部]履正社vs京都橘は0-0ドロー。苦戦が続く中、ともに前向きな内容の好バトルに

ゲキサカ / 2024年5月10日 3時23分

京都橘高FW増井那月(左)と履正社高MF井上太智。ともに存在感のある動きを見せた2人がボールを奪い合う。

[5.6 プリンスリーグ関西1部第5節 履正社高 0-0 京都橘高 J-GREEN堺S4]

 強豪校対決はともに前向きな内容のドロー――。6日、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 関西1部で履正社高(大阪)と京都橘高(京都)が対戦。0-0で引き分けた。

 ここまで1勝3敗の履正社と、開幕4連敗中の京都橘。結果の出ていない両校の戦いだったが、ともに今後への巻き返しが期待されるような内容のゲームだった。履正社は5月1日付けで元ラージョヘッドコーチのスペイン人指導者、リノ・ロベルトテクニカルアドバイザーが就任。平野直樹監督は「もっとスピーディーに、もっとアグレッシブにサッカーができないといけない」と説明する。

 その履正社は立ち上がり、ビルドアップで慣れない部分もあったか、京都橘のコンパクトな守備網にかかってしまうシーンが散見された。京都橘は決め切るまでには至らなかったものの、183cmFW伊藤湊太(2年)が最前線で怖さのある動きを連発。また、初めて左SBとして起用された吉野歩夢(3年)の突破から、FW増井那月(3年)が左足シュートへ持ち込む。
京都橘のスケール感大きな2年生ストライカー、FW伊藤湊太がしなやかな動きからシュート京都橘の左SB吉野歩夢が突破を図る
 履正社は立ち上がりに呑まれかけたものの、無失点で立て直す。そして、ショートパス、サイドチェンジも多用する攻撃を見せた。14分、MF桐畑優由介(3年)の展開から、この日攻守両面でスピードを発揮していた右SB上野朔(3年)がワンツーでPAへ侵入。また、前半、止まらない存在になっていた桐畑が縦突破からのクロスや中盤でのDF3人を外す動きでゴール裏のチームメートたちを沸かせる。
履正社の右SB上野朔は攻守両面でスピードを発揮
 また、MF井上太智(3年)、MF大重健二朗(2年)、MF堀江純之介(2年)の中盤トリオもテクニックやモビリティを発揮してチームを活性化。対する京都橘も、高速ドリブラーの左SH秋保宏樹(2年)と右SH増井が個の力でシュートまで持ち込む。だが、互いに相手ゴールを脅かしながら、得点を奪えずに前半を折り返した。

 後半2分、京都橘は相手のミスを突く形で秋保がスルーパス。これにU-17日本高校選抜FW宮地陸翔主将(3年)が反応するが、履正社の1年生GK新宮尋大が飛び出して足でストップする。
履正社の1年生GK新宮尋大は安定感の高い動き
 履正社は京都橘の鋭い攻撃の前にピンチもあったが、対人守備、カバーリングが一際光るCB伊藤大成(3年)が幾度も立ちはだかっていた。また、1年生GK新宮も安定。そして、後半はU-17日本高校選抜でも10番を背負うエースMF木村有磨(3年)が存在感を放った。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください