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[MOM4694]履正社DF伊藤大成(3年)_関西屈指のストッパーが強力攻撃陣を封鎖。武器も、課題もレベルアップさせて上のステージへ

ゲキサカ / 2024年5月10日 11時46分

履正社高CB伊藤大成(3年=H&A FC出身)は京都橘高の強力攻撃陣封じに貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.6 プリンスリーグ関西1部第5節 履正社高 0-0 京都橘高 J-GREEN堺S4]

 FW町野修斗(現ホルシュタイン・キール)やFW林大地(現ニュルンベルク)を育てた平野直樹監督が、「スピード、強さがあって、1対1はJアカデミーとやっても簡単には負けないです」と評するストッパーだ。

 履正社高(大阪)CB伊藤大成(3年=H&A FC出身)が、無失点での勝ち点1獲得に貢献。身長は180cm弱だが、地上戦、空中戦でも競り負けず、決定機になりかけたラストパスは守備範囲の広さを誇る伊藤によってクリアされていた。

「今日は結構短いボール、長いボールに対してもヘディングで前出れたし、1対1の対応でも負けることはなかったんで、 今日は自分の強みっていうのは、上手く出せて、上手く対応できたかなと思ってます」と頷く。

 対戦した京都橘高(京都)は、FW宮地陸翔(3年)、FW伊藤湊太(3年)と長身の選手が並び、サイドプレーヤーのスピード、パワーも強烈。特にU-17日本高校選抜メンバーで、ゲームメーク、フィニッシュの部分でも違いを出してくる宮地を警戒しながら守った。

 試合終了間際のクロスバー直撃のシュートなど宮地に決定打を打たれたシーンもあったが、伊藤は抜群のスピードを活かした守備対応。味方のサポートも受けながら守ったDFは、“要注意人物”を含めて得点を許さなかった。

「7番(宮地)が高校選抜の子ってのは分かってましたし、そこはしっかり自分が止めるっていうのは仕事だったんで、そこに関しては上手く対応できたかなと思うんで。奪った後にちゃんと味方につけるっていうところで、もっとこだわってやっていきたいなと思っています」。プレシーズンから、1対1などで存在感のある動き。公式戦を戦う中でその自信は増している一方、将来のプロ入りを目指すCBは強い向上心を持ち続けている。

「(1対1は)自分の武器であるんで、そこで負けてたら自分が使ってもらってる意味がないんで。しっかりその1対1の部分だったり、ヘディングの部分だったり、対人は誰が相手であろうと負けるっていうのはないんで、そこはしっかり武器としてもっと伸ばしていきたいなと思っています」

 伊藤も認めている通り、奪うこと、跳ね返すことだけがDFの役割ではない。「先のことまでこだわってやっていきたい」というように、上のステージに行くためには奪ったあとに繋ぐこと、味方のチャンスに結びつけることまでこだわっていかなかければならない。

 インターハイは間もなく大阪府予選初戦。日本一を目指すチームにとっても、自身の将来の可能性を広げるためにも大事な大会だ。「この夏のインターハイはほんとに進路とかにもかかってくると思う。この夏はまず全国にしっかり出て、全国でかなりいいアタッカーとかいっぱいいるんで、 そういう子たちといっぱいやって、もっと自分を高めたいですし、そういう人たちを止めて、もっといろんな人に見てもらって、もっとやれるっていうのを全国に広めれたらなと思っています」。関西屈指のCBがこの夏にその評価を高める。
チームリーダーとしても欠かせない存在だ
(取材・文 吉田太郎)

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