慢心なく積み重ねた粘り強さと一体感で怒涛の8連勝!大津は東福岡との激闘を制してプレミア前半戦を堂々首位ターン!
ゲキサカ / 2024年7月8日 12時52分
[7.7 プレミアリーグWEST第11節 大津高 3-1 東福岡高 大津町運動公園球技場]
率直に言って、負けてもおかしくないようなゲームだったことは間違いない。スコアが逆になっていた可能性も十分にあった。それでも、そういうシビアな試合も最後に勝ち切るだけの地力が、今年の彼らには確実に備わっている。
「今までは大差で勝っていましたけど、そんなゲームがずっと続くことはないですし、今日のゲームみたいな感じが本当のプレミアリーグだと思っているので、こういう試合で勝てたのはかなり大きいかなと思います」(大津高・嶋本悠大)
苦しい一戦を粘り強くモノにして、怒涛の8連勝!7日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST第11節で、大津高(熊本)と東福岡高(福岡)が対峙した九州の高体連対決は、終盤の2ゴールで東福岡を突き放した大津が3-1で勝利。プレミアの前半戦を首位で折り返すことになった。
いきなりの歓喜は前半6分。大津はMF畑拓海(3年)が右へ振り分け、MF舛井悠悟(3年)の落としからDF野口悠真(3年)が丁寧なクロスを上げると、MF兼松将(3年)が頭で叩いたボールは、右スミのゴールネットへ吸い込まれる。フォワードも板に付きつつある6番の先制弾。早くもホームチームがリードを奪う。
以降もペースは大津。最終ラインから丁寧に繋ぎつつ、畑とMF嶋本悠大(3年)で組むドイスボランチの配球から、ドリブルとパスワークを織り交ぜて繰り返す前進。13分には左から嶋本が蹴り込んだCKに、キャプテンのDF五嶋夏生(3年)が合わせたヘディングはクロスバーを叩き、20分にもMF中村健之介(3年)のパスからオーバーラップしてきたDF大神優斗(3年)のシュートは枠の左へ外れたものの、追加点への意欲も前面に押し出す。
ただ、劣勢の東福岡は25分を過ぎるとウイングのMF神渡寿一(3年)を中心に、左サイドが一気に活性化。27分にはFW塩崎響(3年)との連携で左サイドを抜け出した神渡が中央へ折り返し、MF児玉愁都(3年)のシュートはわずかにゴール左へ逸れるも、決定機を創出。39分にもMF大谷圭史(3年)を起点に、左から児玉が入れたパスをFW齊藤琉稀空(2年)が丁寧に落とし、MF佐藤宏耀(3年)のシュートは五嶋が身体でブロックしたものの、「少し“出る、出ない”の判断が自分たちの中で曖昧になっていました」と嶋本も話した大津を押しこみ始める。
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