慢心なく積み重ねた粘り強さと一体感で怒涛の8連勝!大津は東福岡との激闘を制してプレミア前半戦を堂々首位ターン!
ゲキサカ / 2024年7月8日 12時52分
大津はFW岩中翔大(19番)の3点目で試合に決着!
同点に追い付かれたハーフタイムのこと。山城監督はロッカールームでのある光景を教えてくれた。「前半が終わって、嶋本と畑が『セカンド拾えんくてゴメン』とみんなに謝っていたんです。大勝した後の試合でしたし、僕も最初は『今日はバーッと言ってやろうかな』と思ったんですけど、意外とみんながそういう感じで、自分のできていないところがわかっていたので、『それならもう大丈夫だな』と思いました」。
守護神の坊野も「今まではずっとうまく行っている試合が多かったんですけど、プレミアはうまく勝てる試合ばかりではないですし、そもそも厳しい戦いなので、相手のカウンターを受ける時に全然戻れていなかったところは、みんなでハーフタイムに声を掛け合って、『後半はまず守備から入ろう』と話しました」と言及。2人の話と後半の展開を照らし合わせてみても、大津の選手たちの問題発見能力と、それに対する解決能力の高さの一端が窺える。
この試合でプレミアリーグの前半戦は終了。大津は11試合を終えて、9勝1分け1敗で2位のサンフレッチェ広島ユースに6ポイント差を付けて、堂々と首位に立っている。だが、選手たちの口から次々と謙虚な言葉ばかりが口を衝くのも印象深い。
「前期は思ったよりもいい形で進みましたけど、このまま簡単に行くようなリーグではないので、もっともっと個人もチームもレベルアップしないと、プレミアリーグ優勝という大きな目標は達成できないと思いますし、『浮かれないように』ということは山城先生がずっと口酸っぱく言ってくださっているので、練習での強度も上げていきたいですし、自分もキャプテンとしての立ち振る舞いに隙がないようにというのは心がけてやっています」(五嶋)
「今は勝ちが続いていますし、このまま勝ち続けられるのが一番いいですけど、必ず負ける日が来ると思っているので、その時はしっかりと負けを受け止めつつ、自分たちは『常にしっかり全力でやる』という共通理解があるので、ここからも相手より1点でも多く獲って、勝って終わることを目標にしていきたいです」(嶋本)
「今は勝ち続けているので、そこに対する自信はあるんですけど、そういう時こそ慢心したり、勘違いした気持ちが出てくると思うので、それをどれだけなくせるかというのを意識しながら、自分自身ももっと結果を求めてやっていきたいと思います」(大神)
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