1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

慢心なく積み重ねた粘り強さと一体感で怒涛の8連勝!大津は東福岡との激闘を制してプレミア前半戦を堂々首位ターン!

ゲキサカ / 2024年7月8日 12時52分

試合の流れを変えた東福岡高の左ウイング、MF神渡寿一

 40分。佐藤のインターセプトから塩崎が左へ流したボールを、マーカーと競り合って収めた佐藤は丁寧に中へ。走り込んだ塩崎のシュートはゴールネットを確実に揺らす。あの時間帯は取られ方も悪くて、セカンドボールを拾えなかったですね」とは大津を率いる山城朋大監督。攻勢を強めた東福岡が追い付き、最初の45分間は1-1で終了した。


「チームとしても良い状況にあるとは思いながら試合に臨んだんですけど、やっぱり東福岡は簡単な相手ではなかったです」。五嶋がそう話したように、後半もお互いが次の1点を目指して、アグレッシブにゴールを目指す。

 後半8分は大津。FW山下景司(3年)のポストプレーから、嶋本が左へ流し、兼松が枠へ収めたシュートは東福岡のGK神田謙二郎(3年)がファインセーブ。13分も大津。野口が果敢なインターセプトでボールを残し、山下が打ち切ったシュートは右ポスト直撃。23分は東福岡。塩崎が右からクロスを上げると、ファーへ潜った神渡のヘディングは大津のGK坊野雄大(3年)がファインセーブで回避。やり合う両者。双方に漂う“2点目”の香り。

 27分は大津にビッグチャンス。山下、舛井と繋いだボールを野口が右クロスまで持ち込み、飛び込んだ中村のヘディングはマーカーに当たってクロスバーにヒット。29分は東福岡のFK。左から佐藤が絶妙の位置に蹴り込み、ニアでフリックした大谷のヘディングは枠を捉えるも、「最後まで我慢して、ボールに食らい付いて弾きました」という坊野がここもファインセーブ。逆転は許さない。

 違いを見せ付けたのは“大津の10番”。38分。坊野のフィードに山下が競り勝ち、こぼれたボールに途中出場のMF南平晴翔(3年)が食らい付くと、DFのクリアを拾った嶋本は「ノーバンで打つか、ショーバンで打つか、メッチャ迷ったんですけど、気付いたらショーバンで打っていました」とショートバウンドで右足一閃。軌道はゴールネットへ突き刺さる。一直線に走り寄ったスタンドの応援団と共有した歓喜。2-1。ホームチームが一歩前に出る。



 試合を決めたのは最終盤に投入された3年生アタッカーだ。45+1分。畑の右クロスのこぼれを大神が拾い、嶋本の優しいパスをFW岩中翔大(3年)は丁寧なインサイドキックでゴールへ流し込む。

「振り向いてシュートを打つか迷ったんですけど、ちょうど翔大が左にいて、フレッシュな選手なのでもう任せました」という10番のアシストからジョーカーが沈めた3点目で勝負あり。「全国大会では苦しい試合もたくさん出てくると思うので、ここでひと踏ん張りして、勝ち切れたというのは良い経験になると思います」と大神も話した大津が逞しく勝利を引き寄せ、リーグ戦の連勝を8まで伸ばす結果となった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください