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J1首位町田に“ポスト平河”早くも登場!! 再三ドリブル突破で魅せたルーキーMF芦部晃生、“憧れ”の横浜FM戦で爪痕残すJ1デビュー

ゲキサカ / 2024年7月21日 8時58分

MF芦部晃生(写真左)

[7.20 J1第24節 町田 1-2 横浜FM 国立]

 FC町田ゼルビアにとってホームゲーム史上最多となる46401人が詰めかけた国立競技場でのビッグマッチで、“ポスト平河”の呼び声高い大卒ルーキーが堂々のJ1デビューを飾った。その名はMF芦部晃生。後半33分から左ウイングバックで途中出場した23歳は得意のドリブル突破で次々に横浜FMの守備網を打開し、黒田剛監督も「すごく良かったと思う」と称えるパフォーマンスで終盤攻勢の主役となった。

 2001年生まれの芦部は今季、関東学院大から加入した大卒ルーキー。特別指定選手として登録されていた昨季は出番なしに終わったが、今季は6月5日のルヴァン杯プレーオフステージ第1戦・C大阪戦(◯2-1)で後半終了間際にプロデビューを果たすと、同12日の天皇杯2回戦・筑波大戦(●1-1、PK2-4)でプロ初先発から45分間プレーし、着実に出場機会を掴んできた。

 しかし、ここまでの2試合は出番を掴んだ充実感よりも、力を出し切れなかった悔しさのほうが大きかったという。そのため、J1デビュー戦のテーマは本領発揮。「せっかくいただいたチャンスだし、今まで天皇杯もルヴァンも出させていただいて何もできなかったので、ここでもできなかったら自分の価値はないと思っていた。何か印象を与えてやろうと思ってプレーした」。その野心は高いパフォーマンスとなって表れた。

 芦部の入った後半33分からチームは3-5-2のシステムに変更しており、託されたポジションは左ウイングバック。0-2で負けていたこともあって、芦部はボールを持つたびにストロングポイントのドリブル突破を仕掛け続けた。

「J1デビュー戦というのは頭になくて、どうにかしてこの負けている状況、流れを変えようかということを考えていた」。J1カテゴリでは無名の存在だが、相手守備陣を引き寄せながら打開する姿は鮮烈なサプライズに。次第にファン・サポーターからの歓声を一身に集め、その存在が反撃ムードを高めていった。

 ドリブルを警戒してくる相手には背後へのフリーランも随所に見せ、後半40分に決まった一矢報いるゴールも、芦部の抜け出しによる相手クリアボールで獲得したスローインが起点。また終了間際にはセットプレーのこぼれ球から果敢なミドルシュートで惜しい得点機会も作り、終盤の反撃の主役を担ったといっても過言ではないほどの出来を見せた。

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