1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

【単独インタビュー】「机上の空論にならない」「逆に難しいことをしなくていい」冨安健洋が語るアーセナルの強みと適応力の理由

ゲキサカ / 2024年7月29日 19時3分

——昨年9月のドイツ戦以降、チーム内でそうした取り組みが進んでいるのを強く感じています。ただ各選手の知見をミックスさせたものを取り込むにあたって、やはり冨安選手が見えているものの影響は大きいのではないかという気もしています。あるYouTube企画で日本代表選手が「サッカーIQの高い選手」に冨安選手の名前を挙げることが多いことからも、そのことを感じています。
「それは僕というより、アーセナルのアルテタ監督だと思います。ハッキリしたものがあるからこそハッキリ言えるというのがあって、だから僕というよりアーセナルかなと思いますね」

——面白いです。アルテタ監督に関してもう一つ聞きたいことがあるのですが、アジア杯での取材対応や記者会見で「相手に希望を与えない」「叩きのめす」といった強いメッセージを発する場面が多く見られました。それもアルテタ監督の影響が大きいと推測しているのですが、メッセージでチームを引っ張っていくという面での役割をどう感じていますか。
「これは当時も言ったと思いますが、別に僕としてはパワーワードで言ったわけではなく……(笑)。あえてこういうパワーワードを出して引っ張っていこう、みたいな気持ちはないですね」

——ただ、アジア杯敗退後に「熱量」という観点から課題を指摘していましたし、前向きなエネルギーを与えようという意図は強く感じました。最後の質問ですが、今後の2年間、その点は冨安選手の役割も大きいように感じているのですが、いかがでしょうか。
「まず熱量のところは、はっきり言って難しい部分はありますよね。僕らは常に一緒にやっているわけではないですし、ああいった形のトーナメント制で、なおかつ一発勝負でというものを代表で戦う機会はほぼありません。普段はリーグ戦ですし、だいたい2試合やって解散してという形ではあるので。なので、難しい部分ではあります。またサッカー日本代表という括りではなく、そこには日本人としての国民性も関係してくるのかなというところまで行っちゃうので。勝負強さだったり、一つの物事にかける気持ちだったりは、頭どうこうではなく、生きてきた環境とかも関係してくると思うので、そういったところまで言い出しちゃうと難しくはなるとは思います。でもやっぱりやるからには勝ちたいですし、まずはチームの一員として自分自身ができる限りのことをやれればと思っています」

——最後に長いシーズンを走り抜いてきたスパイク『DS LIGHT X-FLY PRO 2』について聞かせてください。
「やはりスパイクというのは一番大事な要素の一つだと思いますし、その中でアシックスさんにサポートしてもらいながら、本当に感謝しながらプレーしています」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください