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1人1人の個性を束ねて戦うチーム力への絶対的な信頼感。仙台育英は共愛学園を2戦連続の“ウノゼロ”で振り切って神村学園との決戦に挑む!

ゲキサカ / 2024年7月29日 12時13分

 攻める仙台育英。31分には鋭い弾道で相手に脅威を突き付け続けたMF石川真斗(2年)のロングスローから、DF安藤柔(3年)のヘディングがゴールネットを揺らしたが、ここはファウルスローという判定でノーゴールに。35分にもMF佐々木颯太(3年)のパスにFW黒葛原結天(3年)が抜け出すも、放ったシュートは共愛学園のGK五位野翔太(2年)が果敢にセーブ。その直後にも佐々木のパスを黒葛原が落とし、河野が叩いたシュートは阿久津のブロックに遭ったものの、「内容的には昨日のゲームとは全然違いましたね」とは城福敬監督。確かな攻撃への手応えを掴んで、ハーフタイムへと折り返す。


 すると、勢いそのままに生まれた先制点は後半11分。石川が投げ入れたロングスローの流れから、こぼれを拾ったDF工藤天(3年)が丁寧に左クロスを流し込むと、「天が良いボールを上げてくれるという信頼があった」という河野は、飛び出したGKより一瞬早く触ったヘディングをゴールネットへ送り届ける。「前半のシュートミスがあって、これで負けたら自分が戦犯みたいな感じだったので、その時は我慢しましたけど、ちょっと泣きそうでしたね」と笑ったストライカーが一仕事。押し気味にゲームを進めていた仙台育英が1点のリードを奪う。



「相手のロングスローは球が思ったよりも速くて、ストレートな感じだったので、警戒していたんですけど、そこでやられてしまったかなと思います」と阿久津も話した共愛学園は追い掛ける展開に。前線ではFW坂本祐希(2年)とFW鈴木光(3年)が基点作りに奔走し、MF中野一楓(3年)と後半開始から投入された切り札のMFニャムドルジ・エルデンバータル(2年)が時折鋭い仕掛けを披露するも、「緊張はそこまで感じなかったですけど、慎重になっていたかなとは思いますね」とは奈良監督。なかなかシュートシーンまでは至らない。

 仙台育英は守備の集中力も途切れない。「昨日は初戦ということで、難しい時間帯もあったんですけど、そのゲームをモノにしたことで凄く自信を持てて、自分たちだったらしっかりゼロで守って勝てることを、試合前から信じていました」(渡邊)。右からDF佐藤杜羽(3年)、安藤、工藤、渡邊と並んだ4バックにGK小川陽海(2年)も加えたディフェンス陣が相手の長いボールをきっちり跳ね返せば、MF中西大晴(3年)と佐々木のドイスボランチもセカンド回収で存在感を発揮。着実に時計の針を進めていく。

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