1人1人の個性を束ねて戦うチーム力への絶対的な信頼感。仙台育英は共愛学園を2戦連続の“ウノゼロ”で振り切って神村学園との決戦に挑む!

　3回戦の相手はプレミアリーグに所属する神村学園に決まった。ここまでの2試合で15得点を叩き出すなど、破壊的な攻撃力を有するチームだが、自分たちの真価を図るためには、これ以上の対戦相手はいないと言っていいだろう。

「もう正直、7点も8点も獲るような、爆発力のあるチームですので、どこまで自分たちの力が通用するかというところで、必死になって戦ってみたいなと。結果がどうこうではなくて、どれだけのことができるかということに挑戦していきたいなと思っています」(城福監督)「神村学園には世代を代表するスターがたくさん集まっているイメージがあるので、もちろんリスペクトはありつつ、チャレンジャーとして自分たちにできることを発揮したいと思っていますし、必ず相手にも隙はあるので、ゼロで守って必ず勝ちたいと思います」(渡邊)。

　貫くのは日常を積み重ねてきた仲間への信頼と、ゴールを奪われない強固な守備への意識。堅守堅攻。一意専心。仙台育英のブレない姿勢は、どんな相手を前にしても、そう簡単には揺るがない。



(取材・文　土屋雅史)
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