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後半ATの劇的同点弾から9人目までもつれ込むPK戦で粘り勝ち!「群馬ラウンドの代表」川崎F U-18は確かな実力者・福岡U-18を撃破して初の決勝進出!

ゲキサカ / 2024年7月30日 20時11分

川崎フロンターレU-18は激闘をPK戦で制して初の決勝進出!

[7.29 クラブユース選手権(U-18)準決勝 川崎F U-18 1-1 PK9-8 福岡U-18 味の素フィールド西が丘]

 誰ひとりとして諦めていなかった。いや、諦められなかった。同点に追い付くことも、この試合に勝つことも。あれだけいろいろなことが起きた真夏の群馬を、みんなで駆け抜けてきたのだ。まだまだこの時間を終わらせたくない。最後に笑うのは、絶対にオレたちだ。

「今年の選手たちは『何かをやってくれる』と凄く信じられる部分があって、群馬で起きたこともまだ信じられないところもありますし、彼らは凄い力を持っているなと思っています」(川崎フロンターレU-18・長橋康弘監督)

 執念のPK戦勝利で決勝進出!第48回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会は29日に準決勝が行われ、味の素フィールド西が丘で川崎フロンターレU-18(関東4)とアビスパ福岡U-18(九州1)が激突した一戦は、後半23分にMF中村環太(2年)のゴールで福岡U-18が先制するも、川崎F U-18は40+3分にDF土屋櫂大(3年)のゴールで追い付くと、最後はPK戦を9-8で制して、ファイナルへと駒を進めている。


「前半が受け身になったことが悔しいですね」と福岡U-18を率いる久永辰徳監督も話したように、最初の40分間は川崎F U-18が攻勢に出る。12分にはMF児玉昌太郎(3年)のパスから、MF加治佐海(3年)が少し運んで打ったシュートは枠の上へ外れたものの、ファーストシュートを記録。以降もMF楠田遥希(2年)とMF矢越幹都(3年)のドイスボランチを軸にボールを動かしながら、テンポアップのタイミングを狙い続ける

 16分にスタンドを沸かせたのは、福岡U-18のストライカー。FWサニブラウン・アブデルハナン(3年)を起点に、センターライン付近でボールを収めたFW前田一翔(3年)は、そのまま右から左へ単騎で力強く独走。フィニッシュは枠の左へ外れたが、3試合連続得点中のエースがその実力の一端を見せ付ける。

 18分は川崎F U-18。MF知久陽輝(3年)が左へ流し、児玉のクロスにこちらは4戦連発中のFW恩田裕太郎(2年)が頭で合わせるも、軌道はクロスバーの上へ。37分も川崎F U-18。DF柴田翔太郎(3年)の左CKから、こぼれを叩いたDF林駿佑(2年)のシュートは枠の上へ。前半はスコアレスで終了する。


「ハーフタイムには『守るだけではなくて奪う』というところを改善しましたね。『アレはちょっと僕らが求めているものではないよね。この舞台を経験できるのもあと40分だぞ』と選手たちには言いました」(久永監督)。指揮官の檄を受けて、福岡U-18の選手の心に勇気の灯がともる。

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