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後半ATの劇的同点弾から9人目までもつれ込むPK戦で粘り勝ち!「群馬ラウンドの代表」川崎F U-18は確かな実力者・福岡U-18を撃破して初の決勝進出!

ゲキサカ / 2024年7月30日 20時11分

 12分。DF藤川虎三(1年)が縦パスを付けると、運んだ前田がマーカーを外して左足で放ったシュートは、川崎F U-18のGK松澤成音(2年)がファインセーブ。13分。右サイドでMF楢崎佑馬(3年)が粘って残し、DF池田獅大(3年)が打ち切ったシュートも松澤がセーブ。16分。左サイドをぶっちぎったMF武本匠平(1年)のクロスに、飛び込んだ中村のヘディングは左ポストを叩き、詰めた前田のシュートはここも松澤のビッグセーブに阻まれるも、「後半は選手が勇気を持って、怖がらずに前に出ていったところが良かったですね」とは久永監督。ペース反転。攻める福岡U-18。守る川崎F U-18。

 若蜂の狂喜は23分。左サイドからDF小浦拓実(2年)がクロスを上げ切り、相手のクリアをDF甲斐竣大(3年)が頭で跳ね返すと、そのこぼれに反応した中村は右足一閃。カーブを描いた軌道は、ゴールネットへと吸い込まれる。2年生ボランチの鮮やかな先制点。福岡U-18が1点のリードを奪う。



「少し全体の運動量が落ちてきたので、システムを変えて、カウンター狙いというところでも頑張ってやってくれましたね」と久永監督が言及したように、アドバンテージを手にした福岡U-18は4-4-2から5-4-1にシフト。ハッキリとした狙いを携えて、残された15分間に向かっていく。

 追い込まれた川崎F U-18は攻め続ける。29分。MF平塚隼人(2年)、林と繋いだボールをFW香取武(3年)が枠へ収めたシュートは、福岡のGK足立陸矩(3年)が何とかキャッチ。30分。香取とのワンツーから柴田が上げたクロスに、飛び込んだMF平内一聖(2年)の決定的なシュートは枠の上へ。35分。平塚のパスから香取が打ち切ったシュートは、甲斐が身体でブロック。ガッツポーズに気合がみなぎる。

 37分。左から平内が入れたクロスに、香取が合わせたヘディングは枠を襲うも、足立が丁寧にキャッチ。「自分たちの今季は、最後のクローズに入ったところは失点なしで守れていたので、自信は持っていました」とは福岡U-18のキャプテンを務める池田獅大。アディショナルタイムの掲示は4分。試合はほとんど終わりかけていた。

「なんか今日は『まだ追い付けるな』という自信しかなかったんです」(土屋)。40+3分。右サイドで香取からのパスを受けた柴田が切り返した瞬間、2人のイメージは完璧に共有される。「柴田がボールを持った時に、『絶対ここに来るな』と思った」という土屋はニアへ走り込むと、柴田が左足で蹴り込んだクロスがピンポイントで届く。

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