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試合後の自主練に滲むグループの真価と進化。名古屋U-18は静岡学園の猛追撃を振り切ってアウェイで白星獲得!

ゲキサカ / 2024年9月23日 19時57分


 9月15日。首位を快走する大津高をホームに迎えた一戦。優勝争いに何とか踏みとどまるためにも絶対に負けられないホームゲームは、後半に失点を重ねて0-3で完敗。勝点差を11まで広げられた名古屋U-18にとっては、チーム力の差を痛感させられる90分間になった。

「一言で言えば『自分の責任だったな』と思っていて、前半も自分にチャンスがありましたし、チームを勝たせられるポイントは多くあったので、自分のせいで負けたと言っても過言ではないぐらいの感じでした」と話した杉浦のような想いは、おそらく多くの選手が感じたはずだ。

 だが、重ねた杉浦の言葉が興味深い。「大津に負けて勝点差が開いて、優勝が本当に遠くなってしまったんですけど、監督からは『遠くなったから何?』と。『やることは変わらないだろ』と言われました」。

「力がないから負けたんです。個人もチームも含めて」。大津戦についてそう言及した三木監督は、さらに言葉を続ける。「僕のアプローチとしては『じゃあ負けたからもっとやるの?そういうことじゃないだろ』と。勝って兜の緒を締めることができればいいですけど、負けても選手が『ああ、まだまだダメなんだ』『こんなのでは自分は上に行けないんだ』と思えばいいのかなと」。

「やらなきゃいけないことは今日のゲームでもたくさんありますし、各選手が感じたこともあると思うので、それを繋げていくというか、繰り返し続けていくことでしか選手は成長しないんですよ。負けたあとのリバウンドメンタリティで、次のゲームに対してやることが大事な部分も、プロに行ったらもしかしたらあるかもしれないけれど、我々は次の試合のためにはやっていないですし、もちろんゲームに勝つためにやるんですけど、そこと成長することは一緒なので」。

 静岡学園戦でも3点をリードした段階で、前節こそケガで欠場したものの、この日はスタメンに復帰してきたキャプテンのDF青木正宗(3年)とMF鶴田周(2年)をスイッチ。そこから追い上げられる展開を作られた経緯があった。

「キャプテンを代えて2点獲られて、それでチームの流れが変わったという事実があって、それは鶴田がどうとかいうことではなくて、周りのヤツらも含めて、もう1回試合の流れをこっちに持ってくるためにはどうするべきだったのかというのは、もっと考えないといけないなと思いますけどね。アレで同点に追い付かれたり、負けたりしたら、選手起用は僕が決めていることなので『ごめんな』と言いますよ。でも、途中から出る選手ってやっぱり試合に出たいわけで、じゃあそこで出て、何ができるのか、何ができないのかは本人が一番感じることですから」(三木監督)

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