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見え始めてきた頂の景色にも慢心の兆しは微塵もなし。横浜FCユースは川崎F U-18との『神奈川ダービー』を制してプレミアEAST首位を堂々快走中!

ゲキサカ / 2024年10月8日 19時3分

チームトップの7ゴール目を叩き出した川崎F U-18の2年生ストライカー、恩田裕太郎

 39分。川崎F U-18に絶好の同点機がやってくる。左サイドから柴田がCKを蹴ると、こぼれ球は齊名の足元へ。確実に打ったシュートはゴール右スミへ向かうも、カバーに入った鈴木が懸命のヘディングでボールをクロスバーの上へ弾き出す。決定的なチャンスを生かせなかった1年生アタッカーが、決定的なピンチを回避する大仕事でチームを救ってみせる。

「1点で追い付かれる状況だったので、とにかく失点はなしということを考えていましたけど、『いつ終わるんだ……と思っていました」(秦)。5分間のアディショナルタイムが過ぎ去ると、タイムアップのホイッスルが鳴り響く。飛び交う水色の咆哮。繰り出される水色のガッツポーズ。

「最後のところでああいう形で失点もしてしまいましたし、流れも持っていかれてしまったところは課題ですけど、最後まで粘り強く戦って勝ち切れたというところは、今選手たちが自信を持ってやっているところが出たのかなと。次に繋げられるゲームはできたかなと思います」(和田監督)。横浜FCユースが今季8度目の1点差勝利で、首位をがっちり固める大きな白星を掴み取る結果となった。



 前半戦を首位で折り返した横浜FCユースは、夏の中断を挟んでも安定した戦いを続けてきた。後半戦もここまでの6試合で4勝1分け1敗と着実に勝点を積み重ね、2位の鹿島アントラーズユースとのポイント差は6。独走状態に入りつつあると言っても差し支えないような好調をキープしている。

 それでも、チームにはうわついた雰囲気なんて微塵も感じられない。「勝点はあくまで数字であって、選手たちがどのくらい成長しているのかというところが、あくまでも自分が目指すところなので、結果が出ていることは選手たちの自信になりますし、僕にとっても自信にはなりますけど、そこだけに左右されないようにはしていきたいなと思っていますね」(和田監督)。この実直な指揮官に率いられているのだから、自ずと選手たちにもそのマインドが浸透していることは、容易に想像が付く。

「1位にいることは凄く嬉しいですけど、目の前の試合で何ができるかとか、まず勝ちを獲りに行くことを考えているので、そんなに1位だから何かが変わるというわけではないと思いますし、みんなも目の前の試合で力を出し切ることや、やり切ることを考えていると思います」(秦)「和田さんにも『自分たちは1位だと思わなくていい』と言われていて、自分たちはチャレンジャーとしてやっていくことが勝利への鍵になってくると思うので、これからもしっかりと天狗にならずに、みんなで練習から頑張っていけたらなと思います」(小漉)

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