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「西が丘でアイツらに応援してもらいたい!」東京実は後半ATのラストプレーで同点被弾も関東大会王者・大成をPK戦で振り切って「5度目の正直」に堂々と挑む!:東京A

ゲキサカ / 2024年10月29日 7時52分

東京実高は関東大会王者・大成高をPK戦で振り切って東京4強!

[10.26 選手権東京都Aブロック予選準々決勝 東京実高 2-2 PK4-3 大成高 NICHIBUN SAKURA FIELD]

 想いを託されてピッチに立つ選手も、想いを託して応援席から見守るチームメイトも、全員でここまで勝ち上がってきた。それぞれの部員が、それぞれの場所で、全力を尽くす。それをやり切る舞台を手繰り寄せるために、オレンジの不死鳥たちは折れずに、諦めずに、最後の最後まで戦い抜いたのだ。

「ここで終わりたくないというみんなの気持ちもありましたし、3年生で、同じサッカークラスで、チームを凄く盛り上げてくれる応援団長の気持ちも汲んでの今日の試合で、『西が丘で応援してもらいたいな』と思ったので、まずはみんなを西が丘に連れて行けて良かったです」(東京実高・高井哲平)

 土壇場での同点被弾から立ち上がり、PK戦で力強く勝ち獲った東京4強!第103回全国高校サッカー選手権東京都予選Aブロック2回戦準々決勝が26日に行われ、東京実高は2-1でリードしていた後半アディショナルタイムに追い付かれたものの、PK戦の末に関東大会王者の大成高を振り切って、2年ぶりに西が丘で戦う権利を手に入れている。東京実は11月9日の準決勝で帝京高と戦う。


「立ち上がりがまったくうまくいかなくて、想定したより押し込まれましたね」と東京実高の森昌芳監督が話したように、勢い良く飛び出したのは大成。丁寧にボールを動かしながら、右のMF稲荷啓太(3年)、左のMF水谷良吾(2年)の両翼が推進力を打ち出しつつ、MF伊佐地晴希(3年)も中央突破へ果敢にトライ。ドイスボランチのMF坂本青輝(3年)とMF川村歩夢(3年)もセカンド回収で優位に立ち、攻勢の展開を作り出す。

 耐える時間を強いられた東京実だったが、「ちょっとボランチが下がり過ぎていたのに気付いて、修正できたのが15分過ぎぐらいで、そこからは相手コートで奪えるようになっていきましたね」と森監督。MF江里口翔(3年)とMF石渡望叶(3年)のドイスボランチのポジション修正を経て、少しずつ守備がハマり始め、アタックの回数も増加していく。

 すると、先にスコアを動かしたのは東京実。40+1分。右サイドで獲得したCK。キャプテンのMF高井哲平(3年)が「あそこに自分が蹴るというのも、あそこに入ってくるというのも約束事でした」というキックをニアへ蹴り込むと、江里口が頭で叩いたボールは鮮やかにゴールへ吸い込まれる。「セットプレーはずっと練習していて、まんまと形通りに獲れました」(森監督)。1-0。東京実がリードを奪って、最初の40分間は終了した。

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