日本代表 北中米W杯アジア最終予選メンバー発表、森保一監督会見要旨
ゲキサカ / 2024年11月8日 15時24分
──W杯出場国枠が広がったことで、インドネシアを含めてアジア全体の底上げになっている。いまの状況をどのように思っているか。
森保監督
「おっしゃるとおり、インドネシアだけではなく、2026年北中米ワールドカップから出場国枠が増えて、これまでW杯が夢の舞台で現実的には手が届かないなか、W杯に出れる、そして出るために強化するという国が増えた。アジアの国々のレベルアップ、インドネシアも間違いなくすばらしい強化をしていて、これまでのインドネシアにはない力をつけている。強化の仕方もその国でさまざまな強化をしている。インドネシアに関しては、もともと熱狂的なサッカー文化のある国だが、自国の選手としてインドネシアにルーツのある選手が帰化して、インドネシアのために戦うことを強化の一環としている。帰化したほとんどの選手がヨーロッパで活躍している選手で、非常に力のある選手たちがいまインドネシアの選手としてスタメンのほとんどのポジションでプレーしている。これまでのインドネシアとはまったく違う、さらに強いチームになっている。われわれもヨーロッパで活躍する日本人選手が多いが、同じ舞台に立っているインドネシア代表の選手もたくさんいることは把握しているし、厳しい戦いになることは覚悟して試合に臨まなければいけない」
──インドネシア、中国のサッカーをどう分析しているか。インドネシアのシン・テヨン監督とはアジア杯で試合後に親しげに話していたが、何を話していたか。
森保監督
「11月の初戦のインドネシアは、堅守速攻もできれば、前から激しいプレスをかけて相手のやりたいことを潰して、ゴールに向かっていくこともできるチーム。ただ、これだということは決めつけてはいけない。毎回の活動で、アジア最終予選に入ってからも帰化選手がどんどん増えてきている。その選手の特徴を生かしたり、プラスアルファの力をチームとしては常にプラスしながらチーム作りをしているので、決めつけて考えてはいけない。ただ、これまでの戦い方は堅守速攻や激しいプレスを条件によって使い分けている。個の強い選手をチームとしてもシン・テヨン監督が起用しているので、個々の局面で突破してくるところはわれわれが上回っていけるようにしていかなければならない。シン・テヨン監督とはアジア杯後お会いしたときには話をしているが、非常にすばらしい監督だと思っている。まず韓国でも結果を出している。W杯に導いて世界の舞台で戦った経験を持っている。インドネシアがアジアのなかで躍進し、チームの強化にあたってインドネシアのサッカーを成長させていっていることは間違いない。そういったところのリスペクトを込めて、監督がやっていることはすばらしいという話はさせていただいた」
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