鹿児島城西の“終わりなき旅”は続く!宿敵・神村学園の連覇を7で止め、涙の8年ぶりV!:鹿児島
ゲキサカ / 2024年11月18日 12時22分
[11.17 選手権鹿児島県予選決勝 鹿児島城西高 1-0 神村学園高 白波]
鹿児島城西が宿敵・神村学園を乗り越え、8年ぶりV! 第103回全国サッカー選手権鹿児島県予選決勝が17日に鹿児島市の白波スタジアムで行われ、ともにプレミアリーグ勢の鹿児島城西高と神村学園高が対戦。後半37分にU-17日本代表FW大石脩斗(2年)が決勝点を決め、鹿児島城西が1-0で勝った。鹿児島城西は8年ぶり8回目の全国大会出場。全国大会の組み合わせ抽選会は18日に行われる。
過去7大会のうち5大会で準優勝。鹿児島城西が、7連覇中の神村学園の壁をついに乗り越えた。新田祐輔監督が「もう素晴らしい存在です。ありがたいです。神村学園がいないと。私もサッカーをこんなに考えることはなかっただろうし、勉強もしなかっただろうし……」と語り、GK藤吉純誠主将(3年)が「もうひたすら3年間、ずっとライバルとして意識してきて、必ず倒したい相手でした」という神村学園から勝利。試合終了の笛が鳴ると、選手も、新田監督らコーチングスタッフも泣いていた。
神村学園は今年のインターハイ準優勝校でプレミアリーグWEST所属。U-18日本代表FW名和田我空(3年、インターハイ得点王)をはじめ年代別日本代表候補や高校選抜候補を複数擁しており、今大会は準決勝で伝統校・鹿児島実高に9-0で勝利するなど5試合64得点で決勝へ進出していた。決勝の先発はGKが清水怜(3年)、DFは中野陽斗(2年)、新垣陽盛(3年、U-17日本高校選抜)、黒木涼我(3年)の3バック。鈴木悠仁(3年、U-17日本高校選抜)と松下永遠(3年)のダブルボランチ、右WB金城蓮央(3年、23年U-17日本高校選抜)、左WB大成健人(3年、U-17日本高校選抜候補)、福島和毅(2年、U-17日本高校選抜)と名和田の2シャドー、そして1トップを岡本優翔(3年)が務めた。
8連覇を目指した神村学園
一方の鹿児島城西は今年、初参戦のプレミアリーグWESTで揉まれ、後半戦は初白星を挙げるなど内容、結果も向上。決勝はGKが藤吉、DFは福留大和(3年)、常眞亜斗(2年)、浮邉泰士(2年)、吉田健人(2年)の4バック。中村颯太(2年)と重盛響輝(2年)のダブルボランチ、右SH別府拓眞(2年)、左SH野村颯馬(2年、U-16日本代表候補)、トップ下が柳真生(3年)、最前線に大石。2年生8人が先発する陣容だった。
鹿児島城西は打倒・神村学園を目指してきた
神村学園は前半2分、右CKのクリアを拾った大成が右足ミドル。枠を捉えたが、鹿児島城西GK藤吉が弾き出す。また、10分には右中間の福島がドリブルでボールを運んでスルーパス。これで大成が抜け出すも、再び藤吉が立ちはだかった。
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