1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

反骨心を原動力に予選で8発や貴重なアシスト。堀越の2年生エース、FW三鴨奏太は選手権で「自分の価値を高める」

ゲキサカ / 2024年12月28日 8時0分

ー準決勝のスルーパスも左足だった。
「スペースへ流す動きだったり、人と点で合わせるってよりかは、あのスペースに流して人が入ってくるっていうパスは、やっぱ左足の方が何か得意になっちゃっています」

ー決勝、延長戦で自分のPKで試合決めるっていうのも、エースの仕事だった。
「もうあのシチュエーションで決めるのは自分しかいなかったですし、PKキッカーも自分なんで。ほんとに1回、延長戦で勝ち越されて、あそこで正直はもう内心は『終わったかな』って思ってたんですけど、それも何回も経験してることなんで、淡々とやれば必ず逆転できるなって思っていました。あの場面で(岩崎)晄芽がほんとに献身性見せてくれて、ほんとに3年生が渡してくれた絶好のチャンスだったんで、PKに関してはもう全く緊張せずにキーパーの動きも見れて、決めれたかなっていう風に思います」

ーもうパフォーマンスのこと考えたっていう記事を見て、肝も据わってるなと思ったけど。
「あれはパフォーマンスっていうか、決めた後どっち行こうかなっていうぐらいの感覚で。その記事でも多分言ったんですけど、その選手権の調整合宿みたいな時に、天然芝と人工芝でだいぶキックの感覚とか違って、PKも自分、練習で失敗していました。あと、試合中のCKとか、あんまりボール蹴れてなくて、なかなか踏み込みとか、人工芝とはまた感覚が違った中でのPKの場面だったんで、踏み込みだけはしっかり意識しようと助走も短めにとって、しっかり踏み込んで逆に蹴れたっていうのは良かったです」

ー総括すると、満足のいく予選だった。
「そうですね。色々な過程があって、納得いく試合、納得いかない試合、色々あったんですけど、1つ最低限として東京代表で出るっていうことが最低限で、そこに加えて比較的活躍できた方だと思うんで、そこに関しては評価できると思います」

ー1年前の選手権を振り返ると、どういう大会だった?
「1年前は1年生で、年間通してほんとに出場機会も(主将のMF中村)健太君が与えてくれて、やっぱり成長できた1年ですけど、選手権の期間は体調不良もあってベンチになったり、ベンチ入って準決勝、決勝1分も出れなくて……1年間でベンチ入って1分も出れなかった試合っていうのは、4試合の中の3試合が選手権でした。特に(予選の)準決勝と決勝の2試合の終わった後っていうのは、何かチームは勝ったけど『自分は何をしてるんだろう』っていう悔しさというか、もどかしさというか。優勝したのは嬉しいけど『出てないし』っていう色々な感情が混ざって、ほんとに毎晩毎晩泣いてて、今思い返してみればほんとに苦しかったです。全国大会でも勝っていく中で、自分は出ても数十分で、チームとしての役割は全うできたのかもしれないですけど、やっぱり自分のやりたいこととか、自分の思い描いてたものではなかったんで、ほんとに悔しいっていうのは、今思い返してみればそれしかない大会でした」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください