1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

【単独インタビュー】20歳チェイス・アンリ、飛躍を確信したCL抽選会「この試合だけは俺を出してくれ…」

ゲキサカ / 2025年2月4日 19時0分

——普通は格下の相手と戦う時に「ここでチャンスがあるかも」と思うのが自然な気もします。
「今までずっとレアルとやるのを望んできたし、あと自信はずっとあるんで。もちろんまだまだ学ぶことは全然あるけど、試合に出れれば俺も絶対に活躍できると思ってたし、絶対にやれないわけでもないって思ってたんで、レアルの選手と絶対にやってやろうと。俺も世界一の選手を目指してるんで、レアルと当たった時は『もうこれは最高』って感じましたね」

——それほどの思いを持って臨んだR・マドリー戦ですが、率直にどんな空気でしたか。CLの初戦、相手は前回王者、しかも舞台はサンティアゴ・ベルナベウと。
「それはもう……。スタジアムで前日練習をするんですけど、本当にレアルのスタジアムだって思ったし、いまも振り返ると『俺、レアルとやったんだ』って思いますね。試合になるとやっつけたいと思ってたし、俺も勝てると思ってたから、ちょっと違うんですけどね。そこは多分みんなレアルを上に上げすぎてるところがあると思うんですけど、試合が終わった後のほうが、あらためてレアルとやったんだっていう実感がありますね」

——あの試合はベンチスタートでした。目の前にそれほど強く思い描いた舞台があって、それでも試合に出られないかもしれない。どんなことを感じていたんでしょう。
「最初は正直スタメンだと思ってました。その前にブンデスデビューして、次にもう1試合も出てたんで。でもちょうどそのタイミングでチームメート(DFアンソニー・ルオー)が復帰してきて。ずっと部屋でも『絶対にスタメンであってくれ……』って思いながらベッドにいたんですけど、ベンチで。だからもうこの試合だけはって神に祈ってたっすよ。絶対にこの試合だけは……って。俺がこの試合にどれくらいかけてたか。もう他のブンデスの試合は出れなくてもいいから、この試合だけは絶対に俺を出してくれって。アップもずっとそう思いながらやってて、だから60分ぐらいから名前を呼ばれた時に、ああ、もう来たわって。『よっしゃ!』って声も出ちゃうぐらいでしたね。この試合は絶対に何があっても出ないといけなかったんで。だって組み合わせもあるし、もう一生やることがないかもしれないから。もう絶対にこの試合は出ないといけないんだってずっと思ってました」

——そこで任されたのは右サイドバックで、目の前には世界一のウイング(ビニシウス・ジュニオール)がいて、という状況でした。
「そこはもう俺も絶対に止めるって自信があったんで。ただ、(怖いのは)ビニシウスだけじゃなかったですね。技術のところとかボールを持つところはシュツットガルトの選手も別にそんなに変わらないんですけど、やっぱり決め切るところと、一人ひとりの個人能力が高かったです。チームで上手いというよりは、個人が速いとかボールを奪われないとか、そういうところがすごかったです」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください