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【単独インタビュー】20歳チェイス・アンリ、飛躍を確信したCL抽選会「この試合だけは俺を出してくれ…」

ゲキサカ / 2025年2月4日 19時0分

——レアル・マドリーは夢見ていた相手だけど、それでも止められる自信があったというのがすごく面白いです。先日ある大会の取材で、尚志高の仲村浩二監督とお話しする機会があって、「やっぱり彼は“ここ”(メンタル)だね」とおっしゃっていたのですが、その片鱗をいま感じています。
「やっぱりみんな、ああいう相手だとビビったりすると思うんですよね。やばいビニシウスだ、これ行けないわって。そういう気持ちがたぶんあるんですけど、でもそう思う時点で目標も薄いし、そういう選手は監督からもそう見えるし、チームメイトからもそう見えるから。こいつはメンタル弱えのかって。もしかしたら日本人の選手だと止めれねぇかもって思う人は多いかもしれないですけど、それは監督からも見え見えなんで、たしかにそこはもうメンタルですね。正直、メンタルが良ければ勝手に技術もついてくると思うし、そこは今年もあらためて思いましたね」

——メンタル的な部分は中学1年生でサッカーを始めて、一番下からのスタートという中から鍛え、乗り越えてきたんでしょうか。
「そうですね。俺は中学校の時、こいつ下手だなってみんなに思われてたし、それも当然だと思ってました。中学校ではもうみんな細かい技術もできてたし、俺は下手だったから。だけど俺は最初に入った時から『俺は上手いんだ』『絶対に俺はやれる』と思ってたんで。中学2年になって絶対にプロになりたいと思い始めて、でもみんなには結構、無理無理って言われて。でもこのままじゃお前は絶対無理って何回も言われてたけど、俺は別に折れなかったんですよね。(長沢)中学校の藤井(亮太)先生に『俺、プロになりたいんすけどどうすればいいですか』ってメールしたら、電話でいろいろアドバイスしてくれたり、練習試合もしてくれたり、おかげで技術もついて、本当にあの人がいて僕は始まりましたね。本当にあの人から始まりました」

——シュツットガルトに行く前のインタビューでも恩師だと話していましたね。いまも連絡を取るんですか。
「今も連絡を取ってますし、実は昨日も会いに行きました。一番はあの人が始まりだったんで。俺が『プロなりたいんですけど』って聞いてくれたのが藤井先生なので、昨日も会えて本当に嬉しかったですね。あの土のグラウンドを見て、ここから始まったんだなって。周りのみんなからはプロなんか無理無理って言われて、だから絶対に結果で見返そうという思いもあったし、絶対にプロになんなきゃいけないって思ってましたね。これはちょっと話がズレるかもしれないんですけど、外国の若い選手はお金がないとか、親を助けたいとかでサッカー選手になる人が多いじゃないですか。でも日本は恵まれている人が多くて、俺も親のおかげでサッカースクールにも行かせてもらったし、だから俺は絶対に結果を出さなきゃいけないんだって思ってました」

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