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稲見萌寧も四苦八苦…ルーキー3人に米女子ツアーの“洗礼” コース難易度は日本と雲泥の差

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月5日 11時43分

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今季2024年から米ツアー参戦している(左から)吉田、稲見、西郷(C)共同通信社

 開催中のTモバイル・マッチプレーの舞台はラスベガス郊外のシャドークリークGC(6804ヤード・パー72)。高級プライベートコースだが、系列ホテルに宿泊すればビジターでも平日ならラウンドできるそうだ。

 しかし、こんな難コースでプレーしたいと思う者がどれほどいるだろうか。フェアウエーは硬くティーショットはよく転がり飛距離は出るものの、アイアンショットはボールをクリーンにとらえることができなければクラブは地面にはじかれる。グリーンも硬く、ピン位置が左右に振られていればデッドに攻められない。

 グリーン右に池のある15番(パー4)もそうだ。初日は手前18ヤード右6ヤードのピンに対し、多くの選手はフェアウエーからでも右のクリークを警戒してグリーン左のラフに外した。第3打は左足下がりのライからクリークに向かって下り傾斜の難しいアプローチになるが、これがダブルボギー以上をたたかないための「ルート」なのだ。

 ピンの左右や奥の傾斜を利用して、カップに寄せる技術が求められるホールもあり、メジャーでもない冠大会なのに難度の高さに驚かされる。

 今季から米女子ツアーに参戦している吉田優利(23)と稲見萌寧(24)は「こっちは日本のようにピンを直接狙うことができないホールが多い」と漏らしているという。

 昨季、国内34試合で予選落ち2回の吉田は、今季2試合ですでに予選敗退を経験。稲見も6試合(棄権1)で2度も予選で姿を消し、西郷真央(22)も前週の大会は決勝へ進めなかった。

 ツアー関係者が言う。

「国内ツアーはバーディー合戦で盛り上げたい主催者が多い。グリーンも硬くて高速にした方が技術の差が出るのに、そんな大会が非常に少ない。バブル時に接待文化の影響を受けたコースが多く、その上やさしいセッティングにすれば頭が汗をかくことはない」

 常にピンをデッドに狙ってバーディーを取るのがゴルフと言えるかどうか。ルーキー3人は今季、真のゴルフを学ぶことになる。

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