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パリ五輪最終予選は苦戦必至…大岩監督率いるU23代表は8大会連続出場を逃す可能性

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月6日 11時0分

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2023年11月のアルゼンチン戦で先制弾を決めたMF佐藤恵允(ブレーメン)もメンバー入り(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada

 1996年アトランタ五輪以降、7大会連続で本大会出場を続けている男子日本五輪代表。4日にパリ五輪(7月28日~8月11日)のアジア最終予選を兼ねたU23(23歳以下)アジア杯(15日開幕・5月3日決勝=開催地カタール)に臨む日本代表メンバーが発表された。

 メンバーは、主将候補で大黒柱のMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)、3日のJリーグ浦和戦でゴールを決めたMF松木玖生とFW荒木遼太郎のFC東京コンビ、エースFW細谷真大(柏)ら総勢23人。内訳は海外組5人、Jリーガー17人、大学生1人となった。 

 U23アジア杯に出場するのは16カ国。4カ国づつがグループステージ(GS)のA~Ⅾ組に分かれ、B組の日本は現地時間16日に中国、19日にアラブ首長国連邦(UAE)、22日に韓国と対戦する。各組上位2チームが決勝トーナメントに進出。アジア出場枠の「3・5」を争う。4位チームは、アフリカ最終予選4位のギニアとの大陸間プレーオフに回る。

 4日にFIFA(世界サッカー連盟)が発表した最新の世界ランキングによると18位の日本がアジア最上位。続いて20位のイラク、23位の韓国、24位のオーストラリアが「アジア4強」と呼ばれている。

 この4カ国に加えて先のA代表アジア杯を制したカタール(34位)、W杯常連国のサウジアラビア(53位)が上位争いを演じるだろう。

 8大会連続出場を狙う大岩剛率いる五輪代表は、パリへのチケットを手にすることができるのか?

「たとえGSを突破できても、決勝トーナメント以降は厳しい戦いが予想されます」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう話す。

「日本五輪代表はGSで中国、中東地域では実力下位のUAEを倒し、ライバルの韓国とB組首位を争う展開となり、決勝トーナメント進出の可能性は高いと見ます。しかし、GSを1位で突破したら準々決勝でA組2位予想のカタールと対戦することになり、準決勝ではC組上位予想のサウジアラビアとイラク、Ⅾ組上位予想のウズベキスタンとクウェートとの対戦が控えている。

中でも不気味なのが中東勢です。これまで中東はサウジアラビアが傑出した存在でしたが、他の中東勢も国家を挙げてチーム力を着実にアップさせ、加えて日本代表チームに対する研究が、かなり徹底して進められている。A代表が準々決勝で敗退した1月のアジア杯でイラク、イランに敗れたのがいい例です。日本が8大会連続の五輪出場を逃したとしても、不思議ではない状況です」

 日本代表のナショナルチームダイレクターとして、U23アジア杯に帯同する山本昌邦氏(アトランタ五輪代表コーチ)は「今回の予選は1996年アトランタ大会の予選以来の過酷で厳しいものになる」と話している。

 日本国内には「W杯や五輪は出場するのが当たり前」という雰囲気が漂っているが、決して安閑としてはいられない――。

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