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ソフトバンク滑り出し上々も…「有原休養」で見えた“夏の鬼門”への備え

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月6日 9時26分

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小久保監督(C)日刊ゲンダイ

 開幕から上々の滑り出しである。

 ソフトバンクは5日の楽天戦に6-1で勝利し、単独首位に躍り出た。7試合で5勝2敗と順調に勝ち星を積み上げている。

 この勢いで勝ち進み、2020年以来、4年ぶりのV奪還――したいのはやまやまだろうが、ソフトバンクとしてはあまり調子に乗り過ぎるわけにもいかない。

 オリックスに3連覇を許した昨季も4月と6月に首位に立ったが、夏場を境に失速した。先発陣は有原と和田以外は壊滅状態で、主力野手も35歳の柳田をはじめ、30歳オーバーの選手がヘロヘロ。助っ人もまるで活躍できず、テコ入れとして一度はクビにしたデスパイネを再獲得するも、打率1割以下とむしろ足を引っ張った。

 それらの反省もあるのだろう。小久保監督はこの日の先発マウンドに、開幕投手の有原ではなく、石川を送った。有原は開幕戦の翌日に登録抹消となり、倉野投手コーチは「ケガではない。当初の予定通りに間隔を空けるだけ」と話していた。

「4月のソフトバンクは週5試合が3週間ある。確かに日程に余裕はあるが、それはロッテ、西武、日本ハムも同じ。にもかかわらず、この日、開幕投手が先発しなかったのはソフトバンクだけです。有原を休ませれば、その分、他のローテ候補を試せる。昨季の反省を踏まえて、先発はひとりでも多くいるに越したことはない。有原にしても昨季の開幕出遅れを挽回したいだろうが、のっけから無理をされても困りますからね」(球団OB)

 捕手起用でも、昨季は正捕手の甲斐が開幕から4月30日までスタメン出場していた。それが今季は開幕6試合目となる4日の試合で、昨季スタメン出場ゼロの海野が先発出場。2年目の大津をリードし、チームを勝利へと導いた。これも首脳陣による体力温存、選手育成ともっぱらだ。

 シーズン序盤を省エネでやり過ごし、夏を乗り切れるか。

  ◇  ◇  ◇

 ソフトバンクの中で球界内外から最も注目を浴びていると言っても過言ではないのが西武から移籍1年目の山川穂高だ。ファンからの大ブーイングやネット上の批判は止まないが、本人が語る「メンタルに依存しない技術」とは――。

関連記事【もっと読む】…では、山川が日刊ゲンダイに語った打撃論について詳しく報じている。

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