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トー横で15歳少女を“借金沼”にハメたイケメンホストの素性は…高校野球の名門「駒大苫小牧」の元主将

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月12日 9時26分

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未成年少女を騙し売春までさせ、稲場勇哉容疑者はとんだクズ男だ(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

「18歳になったらオレもホストをやめるから、結婚しよう!」

 元高校球児のイケメンホストは、甘い言葉をささやいて少女を「沼」にハメ込んでいた。

 当時15歳だった少女をホストクラブに入店させ、酒を飲ませたとして、警視庁少年育成課は10日までに、新宿・歌舞伎町のホストクラブ「WORST OVER」の従業員で駒沢大4年の稲場勇哉容疑者(22)を風営法違反の疑いで逮捕した。

「蓮士」を名乗る稲場容疑者は昨年3月19日、高校入学を控えた春休みに、友人と関東から歌舞伎町の「トー横広場」に遊びに来ていた少女に声をかけ、ナンパを装い、客引きした。少女は「未成年で身分証は持っていないし、お酒も飲めないから」と伝えたが、稲場容疑者は「18歳ということにしたら大丈夫だから」と言いくるめ、店に連れ込んだ。

 翌月、稲場容疑者は「久しぶりに会いたい」というLINEを少女に送り店に誘い出した。少女は7月2日まで計10回店に通い、1本300万円のオリジナルシャンパンや1回107万円のシャンパンタワーなど計600万円を店で使い、100万円の売掛金を背負わされた。

「稲場は少女に『ずっと一緒にいたい』などと言って恋愛感情を抱かせた。その気になった少女は母親から預かっていたクレジットカードや祖母の貯金通帳から現金を引き出して支払いに充てていたが、手持ちの金がなくなると自宅から金品を持ち出し換金していた。足りない分は大久保公園周辺(新宿)で立ちんぼをして、ホスト代を工面していた」(捜査事情通)

 今年2月、少女の母親が新宿少年センターを訪れ、「16歳の娘がホストと交際していて、高額な支払いを求められている。売春をさせられている」と相談し、発覚。

 少女は「店でたくさんお金を使うと彼が喜んでくれ、お姫様のように扱ってくれるのがうれしかった。ただ、お金を使わないと優しくしてくれないから、だんだん恋愛感情がなくなり、冷めてきた。結局、ホストと客の関係で、自分はただの金づるだと気付いた。売り上げを伸ばすために私をマインドコントロールし、利用したことが許せない」と話しているという。

 稲場容疑者は2022年、ホストとして歌舞伎町デビューし、1年5カ月の間に店のナンバー2まで上り詰めた。

 調べに対し、稲場容疑者は「18歳未満であることは知らなかった」と容疑を否認している。

■エリート野球一家

 稲場容疑者は高校野球の名門校「駒大苫小牧高」(北海道)出身。2年秋から主将を務めた。

「稲場は全国から実力者が集まる強豪チームをまとめ、3年春の19年にはチームを春季北海道大会優勝に導いた。お父さんも社会人野球チームで長年、監督を務め、プロ野球選手を育てるなど、エリート野球一家です」(地元関係者)

 イケメンの元キャプテンにとって、白球を追うより少女の尻を追いかけ回し、「洗脳」する方が性に合っていたのか。

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