BSイレブン競馬中継実況アナ舩山陽司さんの“もう一つの顔”は格闘家 「チェストプレスは115キロ。49歳で自己ベストです」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月20日 9時26分
「日本製の服はXLでも腕が通りません。この半袖シャツはフランス製のLです」と舩山さん(C)日刊ゲンダイ
「あの腕、太すぎじゃないか?」──BSイレブン競馬中継土曜版で万馬券キャラとして番組を盛り上げる舩山陽司さんを巡っては、そんな声も聞かれる。表の顔は競馬を中心とした現役の実況アナウンサーだが、もうひとつの顔は格闘家だ。舩山さんに話を聞いた。
◇ ◇ ◇
「きょうは暑いですね」と半袖シャツ姿で弊社会議室に現れた舩山さん、イスに座るとハンカチで汗を拭いながらこう言った。
この日の東京の最高気温は4月にして夏日の26.8度。取材開始の午後4時はまだ夏を思わせるような暑さが残り、少し歩くだけで汗ばむ陽気だった。袖口からのぞく上腕は引き締まっていて、二頭筋が浮いている。筋トレをやり込んでいるのが一目瞭然。この筋肉はスゴイ。
「でも、左腕はここまでしか上がらなくて。ほらこの通り。筋トレのやり過ぎです」
右腕はバンザイできても、左腕は床と平行な“前へならえ”が精いっぱいだそうだ。なぜ?
「全国のお祭りでは奉納相撲が行われることがあります。その中でもっとも古くからあるのが奈良・春日大社若宮おん祭りでの奉納相撲です。昨年、その大会に向けて練習していたら、やり過ぎで左肩を壊してしまったんです。若い時から格闘技をやっていると、痛みを我慢して試合に出たりするクセがあるので、やり過ぎちゃうんですよ」
■立教大相撲部出身。近所のジムで四股とすり足
1992年、立教大に入学すると、相撲部に入部。卒業した今も時間をつくって後輩に稽古をつけに行ったり、トレーニングをしたり。仕事の合間をぬって、せっせと汗を流す。相撲は日本相撲連盟2段、日本相撲協会初段の腕前で、前述の奉納相撲は3度の優勝経験がある凄腕だ。
「筋トレは近所のジムに週に2回、1回2時間くらいです。30分ほどしっかりとストレッチをしてから、四股を30回くらい踏み、すり足を5往復かな。土俵の直径が4.55メートルで、すり足の片道はそれくらいです。さすがにジムですり足をするのはかなり異様で、人が少ないときに見られないようにやります。それを終えたら、マシンを使って上半身と下半身のトレーニングです。コロナ禍前に80キロが最高だったチェストプレスは、肩を痛める直前に115キロ。49歳で自己ベストです」
たくましい体は、このトレーニングのたまものだ。自称「腕の太さはアナウンサー界日本一」というのも、あながちウソではなかろう。
「日本製の服はXLでも腕が通りません。この半袖シャツはフランス製のL。BSイレブンの服? すべて自前です」
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