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世襲批判も裏金事件もどこ吹く風…自民・二階俊博氏「三男」に出馬要請した和歌山県町村会に賛否

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月24日 15時3分

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和歌山の有権者はどう判断?(C)日刊ゲンダイ

 世襲批判も裏金事件も関係ねぇ!――そんな会話が地元から聞こえてきそうだ。

「政界50億円プレーヤー」と揶揄される自民党の二階俊博元幹事長(85)が不出馬を表明した次期衆院選の新・和歌山2区の候補者について、和歌山県町村会が23日、二階氏の公設秘書を務める三男の伸康氏(46)に出馬要請することを決めた。

「彼は和歌山県のことでお願いをすると和歌山県のために動いてくれる」

 和歌山県町村会長を務める岡本章・九度山町長(70)は会見で出馬要請の理由についてこう切り出し、「世襲が気になると思うが、そういう話ではない。出馬要請した理由は世襲批判を和らげる方法の一つだと思った」と語っていたが、報道直後からネット上では賛否の声が飛び交った。

《世襲により国会議員にしても日本の為にならない事を私達は理解しないといけません。目先の利益よりもより先の自分達の未来の為》

《二階さんは裏金事件で派閥の会計責任者が立件されたのに責任も取らず、その息子に出馬要請って。和歌山の民度が分かるな》

《これが日本の政治の姿。地元も二階王国を守る事しか考えていない。それは、つまり自分たちの利権につながるから》

■いっそ「オヤジの悪事を暴く」といって出馬したら…

 和歌山県町村会は21の町村で構成。ホームページを見ると、「町村が直面している諸課題に対し、その解決のため調査・研究を行い、町村相互間の連絡協調を一層強固にし(略)国・県並びに関係機関に対し強力かつ積極的な政務活動を実施する」などとある。公的な色合いの濃い団体が国政選挙で特定の候補を支援する姿は地方都市でよくみられる光景とはいえ、さすがに有権者はどう思うのか。

 24日に町村会から出馬要請された伸康氏は、「私のようなものに対して全会一致で出馬要請をいただいたということは本当に重く重く受け止めなければならないと考えている」と前向きな姿勢を示しつつ、記者から裏金事件について問われると、「二階代議士がこの件に関して政治責任を明らかにした。私たちも同じ秘書という立場として、その責任は連帯して負うべきものだと考えている。従って次の選挙に自ら手を挙げるとかに関しては、果たして自分自身にその資格があるのだろうかということを常に自問してきた」と答えた。

 地元有権者と見られるSNSでは、《いっそ「オヤジの悪事を暴く」といって出馬したら》といった投稿もみられたが、果たして……。

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