1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

U23アジア杯優勝に導いた大岩剛監督の「ポスト森保」はパリ五輪でのメダル次第

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月4日 16時10分

写真

終了間際の相手PKを阻止した小久保(左)/(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada

 日本時間4日午前0時半にキックオフした、U23アジア杯決勝戦。日本はウズベキスタンを1-0で下し、2016年大会以来2度目の優勝を果たした。

 7月26日に開幕するパリ五輪のアジア最終予選を兼ねた今大会。4月30日の準決勝で難敵・イラクを破り、8大会連続の五輪出場を決めた瞬間、日頃はクールな大岩剛監督(51)は、ベンチ前でコーチ陣と抱き合い笑顔をふりまいた。

「優勝候補の韓国が、準々決勝でインドネシアに負けて五輪連続出場が9でストップ。大岩監督も『連続出場を途絶えさせるわけにはいかない』とプレッシャーに拍車が掛かった。それだけに重圧から解放された瞬間、いつものポーカーフェースを保てなかったのでしょう」(サッカー関係者)

 その大岩監督の周辺からは「パリ五輪でメダルを取れば、ポスト森保の一番手に躍り出る」という声が聞こえてくる。

 日本代表を率いる森保一監督(55)の後任候補には、Jリーグ優勝歴代最多の4回に加えて天皇杯、ルヴァン杯も制している鬼木達・現川崎監督(50)、G大阪監督時代の2014年に日本人初となる国内3冠を達成した長谷川健太・現名古屋監督(58)の名前が取りざたされてきた。

 しかし、鬼木監督は23年Jリーグで8位に終わり、今季は現在16位と降格圏内(18~20位)手前に低迷。長谷川監督はG大阪を離れて指揮を執ったFC東京、22年に就任した名古屋でリーグ中位をウロウロするばかり。「2人とも評価が下がって、ポスト森保候補から外れる一歩手前の状況」ともっぱらだ。

「大岩監督は10年に鹿島を最後にユニホームを脱いだ際、フロントから『指導者に向いている』と評価されてコーチに就任した。鹿島で引退直後の選手がコーチに採用されたのは大岩監督が初めてでした。17年シーズン途中に監督に昇格。在籍した3シーズンで4位以下に落ちたことはなく、18年にはACL(アジアチャンピオンズリーグ)を制覇。19年シーズン終了後に退任するとJクラブから監督として引く手あまただったが、パリ五輪を念頭に置いて浪人を選択。21年4月にU18日本代表監督に就き、同年12月にパリ五輪世代のU21日本代表監督に就任した。選手に対して厳しい言葉、優しい言葉をうまく使い分けながら、互いの距離感を適切に保つ指揮官として評価されています。パリ五輪でメダルを獲得したら森保監督の後任最右翼になる」(前出の関係者)

 森保代表監督が東京五輪監督、日本代表監督になった際の「後ろ盾」だった田嶋幸三JFA会長が3月に退き、宮本恒靖新会長体制となって「森保体制堅持の重しが外れた」という話も漏れ伝わってくるが……。

  ◇  ◇  ◇

 大岩監督はパリ五輪に選手登録できる24歳以上の特別枠「オーバーエージ(OA)枠」(最大3人)に誰を選ぶつもりなのか。英プレミアDFの冨安健洋(25=アーセナル)と独1部DFの板倉滉(27=ボルシアMG)からは内諾も得ているともいわれーー。

●関連記事【もっと読む】…ではそれらについて詳しく報じている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください